インパクト創出の取り組み

当社におけるインパクト創出の取り組みは主に2つの領域で成り立っています。社会環境パフォーマンス管理(Social and Environmental Performance Management, SEPM)を通じてステークホルダーに対して金融サービス事業者の社会的責任のある事業運営を推進し、インパクト測定を通じて顧客への理解を深めサービスの継続的な改善に取り組んでいます。

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畜産業に従事するCredoの顧客 / Taejun Shin

社会環境パフォーマンス管理

マイクロファイナンスは本来、金融包摂を推進し顧客の生活向上を目指すものです。しかし現実には、不適切な対応によってかえって顧客の生活を苦しめてしまう事例も存在します。こうした事態を防ぐため、業界全体で社会的ミッションを実行に移すためのフレームワークを構築してきました。当社は社会環境パフォーマンス管理(SEPM)を意思決定の中心に据え、社会的規範に沿った経営の強化に取り組んでいます。また、連結子会社に対して、ソーシャル・パフォーマンス監査(SPI監査)を実施し、国際認証である顧客保護認証(Client Protection Certification)の取得を求めています。

インパクト測定

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当社は「世界中に金融包摂を届ける」というミッションを掲げています。当社のインパクト測定は、その結果がポジティブなものか、ネガティブなものかに関わらず、顧客の体験や声に真摯に向き合い、そこから学び続けることを目的としています。その学びをもとに戦略やサービスを改善し、社会的ミッションを推進します。

当社のインパクト測定のフレームワークは、3つの柱に基づいて構成されています。

  • Outreach: 提供する金融サービスが支援が届きにくい、社会的に弱い立場の人々に届いているか
  • Quality: 提供する金融サービスが誰にとっても利用しやすく、信頼できるものであるか
  • Outcomes: 事業の成長、経済的安定、暮らしの向上といった顧客の実生活における変化はあるか

当社はこの3つの柱に基づき、25の主要指標を継続的にモニタリングします。事業データ、顧客満足度・出口調査、アウトカム調査など多岐にわたるデータを活用し、多角的かつ包括的に状況を把握しています。インパクト測定を通じて顧客の暮らしへの理解を深めながら、フレームワークの継続的な改善に取り組みます。 

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