February 22, 2023

民間版の世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニー、海外需要開拓支援機構から30億円の追加資金調達を実施

五常・アンド・カンパニー株式会社(代表執行役:慎泰俊、本社:東京都渋谷区)は、シリーズEラウンドの一環として株式会社海外需要開拓支援機構から30億円の追加調達を実施し、同ラウンドの累計調達額は104億円、2014年7月の創業からの累計資本調達額は252億円に達しました。引き続き、五常は国内外の金融資産を活用し、世界中で金融包摂の取り組みを推進します。

本件の意義

五常は、2022年11月にシリーズEラウンドとして公表した70億円に続いて、海外需要開拓支援機構から30億円の資金調達を実施しました。五常は、2014年7月の創業以来、真善美と首尾一貫を中心とする経営理念と日本の相互扶助の考えを解釈した価値観(Values)を中心とした行動規範(Guiding Principles)に則り、途上国の低所得者層である顧客に寄り添った小額金融サービスを提供してきました。海外需要開拓支援機構は、我が国の生活文化の特色を生かした魅力ある商品・サービスの海外における需要と供給の拡大を通じて我が国経済の持続的な成長に資することを目指して、2013年11月法律に基づき設立された官民ファンドです。

今回の出資は、社会的インパクトと収益性の両立を目指す金融包摂・インパクト領域での五常のグローバルな取組みや、当該領域における日本の認知度・信頼度向上に係る貢献について、海外需要開拓支援機構の政策的意義に資するものとして信任をいただいたものと考えています。今後は、海外需要開拓支援機構との連携を通じて、本邦の金融機関や海外展開する日系企業との協業拡大に取り組みます。

なお本件資金調達は、プライベート領域でスタートアップの資金調達を支援している野村證券株式会社より助言を受けております。

創業者・代表執行役 慎泰俊からのメッセージ

日本で生まれ育った私が一番尊敬する事業家は二宮尊徳です。彼は1820年に五常講という金融制度をつくり、それは彼が手掛けた農村復興にも大きな役割を果たしたそうです。五常とは仁義礼智信、すなわち人を思いやること(これが儒教における正しいことの定義です)、正しいことをすること、正しいふるまいをすること、何が正しいのかを判断できること、そしてこれら四つのことを通じて人々から信頼されることを意味しています。二宮尊徳がそう信じていたように、私たちもこれが金融機関の運営において最も重要な価値であると信じています。私たちは、事業展開を通じて各国でこの価値を伝え続け、これらの価値観が全ての国のマイクロファイナンス機関運営においても普遍的であるということを示したいと思います。

私事ですが、私は仕事の傍ら、日本の社会的養育の現場活動や政策提言に15年以上関わってきました。児童福祉の現場で財政の重要性を見てきたからこそ、今回出資頂いたお金の重さをよく知っているつもりです。出資頂いたお金は、事業を通じて現地の家計向上に役立てるのみならず、きちんとリターンを出し国富を増やすために努力します。

五常・アンド・カンパニーについて

五常は5カ国9社のグループ会社を通じ、途上国において中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開するホールディングカンパニーです。金融包摂を世界中に届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。2022年12月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに8,600名を超えるグループ従業員を擁し、融資顧客数は150万人、融資残高は1,000億円を突破しました。

ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション:金融包摂を世界中に届ける
長期目標:低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人に提供する
本社所在地: 東京都渋谷区
代表執行: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: https://gojo.co

※KPIと財務数値は、MyShubhLifeを除くグループ8社の単純合算

November 9, 2022

民間版の世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニー、国内外の投資家から70億円のシリーズEラウンド資金調達を実施。グループ融資残高は1,000億円に到達

五常・アンド・カンパニー株式会社(代表執行役:慎泰俊、本社:東京都渋谷区)はシリーズEラウンド資金調達を実施し、シリーズE累計調達額は70億円、2014年7月の創業からの累計資本調達額は207億円に達しました。また、2022年9月末までにグループ全体の融資顧客数は139万人、同運用資産残高は1,000億円超となりました。

国内外の機関投資家及び個人投資家が参画

本クローズは、既存株主であるGMO Venture Partners株式会社、TGVest Capital及びSOMPOホールディングス株式会社のCVC(運営はシリコンバレーのベンチャーキャピタルのTransLink Capital)からの追加出資に加えて、ACA Investments Pte. Ltd.、SMBC日興証券株式会社、株式会社QRインベストメントなど計21社にのぼる国内外の機関投資家及び、複数の個人投資家から、合計70億円をE種、E2種及びE3種優先株式により調達しました。

マクロ経済の不安定化、ロシアによるウクライナ侵攻、ミャンマー及びスリランカの政情不安など厳しい事業環境が続きましたが、既存株主のリードによる資金調達を実行できたことは五常グループへの信頼と今後の成長への期待の現れと受け止めています。また、幅広い投資実績を有する国内外の機関投資家からの当社のミッションへの信任のもと、五常は今後もグループ会社との強固なパートナーシップを通じて金融包摂の取り組みを推進します。

インドを中心に新型コロナを乗り越えて成長再加速する既存グループ会社の財務基盤強化及びデジタル化の推進、アジア・アフリカ地域における新たな投資先の買収等を主たる資金使途として、シリーズEラウンドの最終クローズに向けた資金調達を継続してまいります。

シリーズEラウンドに参画した投資家(9月末時点)

  • GMO VenturePartners株式会社
  • TGVest Capital Inc.
  • 宮銀ベンチャーキャピタル株式会社
  • 伊藤忠商事株式会社
  • 株式会社ベンチャーラボインベストメント
  • HFAキャピタル株式会社
  • 株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ
  • Samurai Incubate Fund 6号投資事業有限責任組合(株式会社サムライインキュベートが運営するファンド)
  • 公益財団法人 橋本財団 
  • CAPITAL X株式会社
  • 株式会社QRインベストメント
  • SOMPOホールディングス株式会社のCVC(運営はシリコンバレーのベンチャーキャピタルのTransLink Capital)
  • 住商ベンチャー・パートナーズ株式会社
  • 丸紅株式会社
  • 千葉道場ファンド
  • ツネイシキャピタルパートナーズ株式会社
  • 株式会社iSGS インベストメントワークス
  • SMBC日興証券株式会社
  • ACA Investments Pte. Ltd.
  • HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND投資事業有限責任組合(株式会社博報堂DYベンチャーズが運営するファンド)
  • KDDI Open Innovation Fund 3号(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)
  • 個人投資家

金融包摂を届ける顧客数は139万世帯、運用資産残高は1,000億円に到達

前回2020年12月のシリーズDラウンド資金調達の完了後、インドのSATYA MicroCapitalへの追加出資及び既存株主からの買取を通じて、同社の持分を66.66%に引き上げました。また、2021年9月にタジキスタンで最も速いスピードで成長する預金取扱マイクロファイナンス機関の一つであるMDO “HUMO”を連結子会社化して中央アジアに進出しました。2022年3月には、インドでデジタル金融サービスのプラットフォームのMyShubhLifeを展開するDatasigns Technologyへの出資を実行しました。

経済活動が本格再開し、過去最高の新規融資額を達成したインド事業、周辺国の政情不安にいち早く対応したタジキスタン事業が成長を牽引し、運用資産残高は1,000億円を突破しました。2022年9月現在、グループ従業員8,500人とともに5カ国139万人の顧客に金融サービスを提供しています。

過去5年の金融収益は年率100%で成長を継続しながら、キャッシュレス等のテクノロジーの導入と強固なオペレーションにより延滞債権比率は低位を維持しています。

五常グループ 運用資産残高(AUM) (単位: 億円、為替レートは月末時点)

五常・アンド・カンパニーについて

五常は5カ国9社のグループ会社を通じ、途上国において中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開するホールディングカンパニーです。金融包摂を世界中に届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。

ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション:金融包摂を世界中に届ける
長期目標:低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人に提供する
本社所在地: 東京都渋谷区
代表執行: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: https://gojo.co

※KPIと財務数値は、MyShubhLifeを除くグループ8社の単純合算

October 17, 2022

五常・アンド・カンパニー、ユニファ、ライフイズテック、READYFOR、ヘラルボニーなど23社で「インパクトスタートアップ協会」を設立!

-「インパクト」を起点とした社会への価値影響を最大化する、社会課題解決スタートアップ・コミュニティを発足-

五常・アンド・カンパニー株式会社、ユニファ株式会社、ライフイズテック株式会社、READYFOR株式会社、株式会社ヘラルボニーなど23社は、2022年10月14日に「インパクトスタートアップ協会(Impact Startup Association)(以下、「ISA」)」の設立を発表いたしました。

インパクトスタートアップは、「社会課題の解決」と「持続可能な成長」の両立を目指す企業体を指します。ISAは、インパクトスタートアップエコシステムを構築し、持続可能な社会の実現することを目的としたコミュニティです。

政財官と協働し、より良い社会を創出するためのポジティブ・インパクトを与えるスタートアップが数多く生まれ、継続的に成長していく環境を作ることを目指し、「共有」「形成」「提言」「発信」の4つの柱で活動を実施してまいります。

また、各種会員の募集も開始いたしました。

(左から:ユニファ取締役CFO 星 直人、自民党デジタル社会推進本部長・衆議院議員 平井 卓也氏、READYFOR代表取締役CEO 米良 はるか、ヘラルボニー代表取締役副社長 松田 文登、ライフイズテック代表取締役CEO 水野 雄介)

インパクトスタートアップとは

インパクトスタートアップとは、「社会課題の解決」と「持続可能な成長」を両立し、ポジティブな影響を社会に与えるスタートアップを指します。

近年、インパクトスタートアップが世界的に盛り上がりをみせております。海外の調査レポートの定義に基づくと、企業価値10億ドル以上の「インパクト・ユニコーン」はグローバルで179社あり、そのうち40%は2021年以降にユニコーンになるなど各国で目覚ましい成長を遂げています。

また、国内では「新しい資本主義実現会議」骨太方針内でも『「課題解決」を資本主義におけるもう一つの評価尺度としていく必要がある』と記述されるなど、注目され始めています。

<インパクトスタートアップの特徴>

  1. 創業の背景や企業の存在意義に「社会へのポジティブなインパクトを与えたい」という意志が強く組み込まれている
  2. 目標とするパフォーマンスに「インパクト」に関する指標がある・作ろうとしている
  3. インパクトの創出に関する活動を実際に行っている

※Big Society Capital 「What is an impact startup?」を参考に協会にて作成

協会パーパス・活動内容
ISAでは、パーパスとして『「社会課題の解決」を成長のエンジンと捉え、持続可能な社会の実現を目指す』を掲げ、下記の4つの柱で活動を行ってまいります。

  1. 共有:インパクトスタートアップが成長するために欠かせない知識として、資金調達やインパクトの可視化など会員同士の情報交換、勉強会などを開催し、知識を共有しあいます。
  2. 形成:インパクトスタートアップのエコシステムの構築を目指し、投資家向けインパクト投資の勉強会の実施などを通じて、関与者の拡大を促進します。
  3. 提言:インパクトスタートアップの成長環境の構築を目指し、政府・行政との協創の場を作ります。政策提言・関心を持つ議員への説明会、行政組織との共催セミナーの実施などを検討しています。
  4. 発信:インパクトスタートアップという存在を発信し、プレイヤーの拡大を実現します。
  • 発起人・幹事社(順不同・10/14時点)

・ユニファ株式会社
・ライフイズテック株式会社
・READYFOR株式会社
・株式会社ヘラルボニー
・五常・アンド・カンパニー株式会社

  • 正会員企業(順不同・10/14時点)

・株式会社坂ノ途中
・Go Visions株式会社
・AGRIST株式会社
・株式会社Blanket
・株式会社aba
・株式会社TeaRoom
・株式会社イノカ
・WOTA株式会社
・株式会社TBM
・株式会社CureApp
・自然電力株式会社
・エール株式会社
・ファストドクター株式会社
・株式会社ALE
・株式会社ピリカ
・株式会社ファーメンステーション
・株式会社COTEN
・株式会社ビビッドガーデン

  • 会員への申し込みについて

本日より会員の入会を受付けています。以下、事務局宛にご連絡ください。
※入会には審査がございます

  • 協会概要

・名称:インパクトスタートアップ協会(Impact Startup Association)
・公式note:https://note.com/impact_startup

・協会に関するお問い合わせ先:
インパクトスタートアップ協会事務局 info@impactstartups.jp

五常・アンド・カンパニー株式会社について

五常は5カ国9社のグループ会社を通じ、途上国において中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開するホールディングカンパニーです。金融包摂を世界中に届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。2022年8月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに8,000名を超えるグループ従業員を擁し、融資顧客数は130万人、融資残高は1,000億円を突破しました。2021年11月に「J-Startup」選出、2022年6月に「日本スタートアップ大賞2022 経済産業大臣賞(ダイバーシティ賞)」を受賞しました。

ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界

ミッション:金融包摂を世界中に届ける

長期目標:低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人に提供する

本社所在地: 東京都渋谷区

代表執行: 慎泰俊

設立日: 2014年7月4日

問合わせ先: info@gojo.co

会社HP: https://gojo.co

※KPIと財務数値は、MyShubhLifeを除くグループ8社の単純合算

August 21, 2022

五常・アンド・カンパニー、2021年度版インパクトレポートを発行、120万世帯を超える顧客へ金融包摂を拡大

五常・アンド・カンパニー株式会社 (代表執行役:慎 泰俊、本社:東京都渋谷区、以下「五常」) は、2021年度版インパクトレポート(以下「インパクトレポート」)を発行しました。

五常は、インド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンで9社のグループ会社を通じ、中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開しています (以下「五常グループ」 )。2021年度末(2022年3月末)時点で、融資・送金顧客数は120万世帯、融資残高は800億円を突破しました。顧客のうち95%が女性、82%が農村部に暮らしています。20%の顧客にとって、私たちがはじめて利用する金融サービスです。

2021年度のインパクトレポートでは、五常が定義するインパクトが大きく進化しました。顧客へのインパクトは私たちの意思決定の中心であり続けますが、同時に、事業を取り巻くステークホルダーである社員、環境、コミュニティ、そして投資家に対してもポジティブなインパクトをもたらすことができているかを測定し、改善を続けていかなければなりません。今年度のインパクトレポートは、その最初の試みです。ご関心のある方は、ぜひこちらからインパクトレポートをダウンロードしてください。

五常グループのインパクト

今年度は、緊急時のお金のやりくりの難易度、貯蓄サービスが顧客の生活に与える影響、顧客満足度調査など、昨年度よりさらに豊富なデータを報告しています。同時に、私たちがインパクトをうみだすプロセスを確立できていることは、インパクトの結果そのものと同じく重要であると考え、ソーシャル・パフォーマンス・マネジメント(Social Performance Management, SPM)、顧客の状況をより深く理解するためのインパクト調査、そして従業員満足度調査のプロセスと結果、改善点を開示しました。

図1 数字で見るインパクト

インパクトフレームワーク

五常グループは、インパクト領域におけるリーディングカンパニーを目指して、全てのステークホルダーに対して、責任ある経営を行います。図2「五常グループのセオリー・オブ・チェンジ(Theory of Change, ToC)」は、ステークホルダーとの責任ある関わりを通じて、私たちが「金融包摂を世界中に届ける」というミッションを、どのように実現しようとしているかを示しています。

私たちは、顧客に対してより良いサービスを提供し続けるために、社員の成長を重視します。同時に、五常グループの事業が環境に悪影響を与えないように、環境指標を設定しモニタリングを開始しています。また、事業を営む地域社会の繁栄が顧客のウェルビーイングに欠かせないと考え、チャリティーやプロボノ活動を通じてコミュニティの支援にも取り組んでいます。

図2 五常グループのセオリー・オブ・チェンジ

五常グループのマテリアリティ・マップ

日々業務を行い、持続的に金融サービスを提供するために、グループ全体で重視すべき重要課題(「マテリアリティ(materiality)」とよびます)を策定しました。私たちは、五常グループが直面する可能性のある課題を洗い出し、優先順位をつけることから始めました。次に、様々なステークホルダーから集めたそれぞれの課題の重要性に関するインプットを元に、取締役や経営陣との議論を重ね、優先順位を可視化したものが、図3「五常グループのマテリアリティ・マップ」です。

図3 五常グループのマテリアリティ・マップ

私たちは、図4 「五常グループのマテリアリティ」に示したとおり、強固なコーポレート・ガバナンスと企業倫理を基盤に、顧客保護原則(Client Protection Principles, CPP)と従業員のウェルビーイングを守る取り組みを通して、顧客へのインパクトを最大化し、金融包摂を通じて誰もが自分の未来を決めることができる世界を実現します。

図4 五常グループのマテリアリティ

Fit Factor - 新しいインパクト測定の導入

また今年度は、金融サービスが顧客の生活ニーズに適合していたかを測定し、金融機関のインパクト測定のあり方に一石を投じる「Fit Factor」についてのディスカッション・ペーパーも公表しました。通常、融資が人生にもたらすインパクトを測定しようとすると、融資を受けた後の状況、例えば、収入が増えたか、教育にお金を使えるようになったか、資産を得ることができたか、等に注目しがちです。私たちは、このアプローチには限界があると考えています。そこで、融資や貯蓄がどのように顧客の生活にフィットし、日々のやりくりを助けたかを知るため、金融サービスとキャッシュフローの関係を分析する新しいインパクト指標を提案しました。

詳細は、(英語)The Fit Factor:Matching Loans and Savings to Cash Flowsをご参照ください。

持続可能な開発目標(SDGs)に対するコミットメント

五常のビジョンは、金融サービスから排除されている人々が障壁を乗り越え、誰もが自分の未来を決めることができる世界をつくることです。このビジョンを実現するため、SDGsが掲げる目標1「貧困をなくそう」、目標8「働きがいも経済成長も」、目標10「人や国の不平等をなくそう」に取り組みます。

同時に、(i) 五常のグループ会社が提供する様々な金融サービス、(ii) 五常がグループ会社のガバナンスとオペレーションを支援する上で果たす役割、および (iii) 女性の顧客割合が95%であることから、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」、目標6「安全な水とトイレを世界中に」、目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、目標16「平和と公正をすべての人に」にも取り組んでいます。

世界中の人々にとって困難な状況が続きますが、だからこそ、私たちには質の高い金融サービスを提供し続ける責任があります。これからも顧客とコミュニティが必要とするサポートを継続しながら、全てのステークホルダーに対する責任をもって金融包摂の取り組みを継続してまいります。

それでは、私たちのインパクトレポートをお楽しみください。皆さまからのフィードバックをお待ちしています。

五常・アンド・カンパニー株式会社について
五常は5カ国9社のグループ会社を通じ、途上国において中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開するホールディングカンパニーです。すべての人に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。2022年6月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに8,000名を超えるグループ従業員を擁し、融資顧客数は120万人、融資残高は800億円を突破しました。2021年11月に「J-Startup」選出、2022年6月に「日本スタートアップ大賞2022 経済産業大臣賞(ダイバーシティ賞)」を受賞しました。

ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション:金融包摂を世界中に届ける
長期目標:低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人に提供する
本社所在地: 東京都渋谷区
代表執行: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: https://gojo.co

※KPIと財務数値は、MyShubhLifeを除くグループ8社の単純合算

June 28, 2022

五常・アンド・カンパニー、丸井グループ及び静岡銀行との連携を通じインドのグループ会社向けでは初となる8.3億インドルピーの親子ローンを実行

五常・アンド・カンパニー株式会社 (代表執行役:慎 泰俊、本社:東京都渋谷区、以下「五常」) は、インドのグループ会社であるSATYA MicroCapital Ltd. (以下「SATYA社」) 及びAnanya Finance for Inclusive Growth Pvt. Ltd. (以下「Ananya社」) に対して、Non-Convertible Debentures (NCDs)を通じ合計8.3億インドルピーの親子ローンを実行しました。本取組は株式会社丸井グループ (代表取締役社長:青井 浩、本社:東京都中野区、以下「丸井グループ」) に対する10億円の私募債発行、株式会社静岡銀行 (代表取締役頭取:柴田 久、本社:静岡県静岡市、以下「静岡銀行」) による5億円のソーシャルローンを原資としています。

当社は、SATYA社及びAnanya社に対し非転換社債 (Non-Convertible Debentures: NCDs) を通じて、合計8.3億インドルピーの親子ローンを実行しました。本取引に際し、五常は新たにインド証券取引委員会より外国ポートフォリオ投資家 (Foreign Portfolio Investor: FPI) の登録を受けています。本件取引は当社としてインドのグループ会社向けとしては初めての親子ローンとなり、今後もグループのスケールを活かし、日本におけるデット調達とインド向け融資等を通じた負債調達コストの最適化に積極的に取り組む方針です。

本親子ローンを原資として、SATYA社は主に女性の中小零細事業者に対し、小口の事業性融資を実施する予定です。また、Ananya社はマイクロファイナンス機関等とのパートナーシップを通じた低所得者向けリテール向け融資を拡大する予定です。
丸井グループは2022年3月8日公表の通り、社会貢献と資産形成の両立をかなえる社債を通じた「応援投資」の取り組みとして、エポスカード会員さま向けセキュリティトークン社債 (以下「デジタル債」) 、個人投資家さま向け社債の2種類をいずれもソーシャルボンドとして発行しています。ソーシャルボンドの適格性については、第三者評価として、環境・社会・ガバナンス (ESG) とコーポレート・ガバナンスに関する調査、評価及び分析を行う独立系機関であるモーニングスター・グループSustainalytics (サステイナリティクス社) より社会的課題の解決に貢献するプロジェクトに資金使途を限定した社債である旨のセカンドパーティ・オピニオンを取得しています。ソーシャルボンドの資金使途が、必要不可欠なサービスへのアクセス、及び社会経済的向上とエンパワーメントとして、ソーシャルボンド原則 2021において認められている適格カテゴリーと合致している旨が認められたものです。詳しくはこちらのリンクをご参照ください。

社債の購入を通じて丸井グループが個人投資家さまからお預かりした資金は、当社及びクラウドクレジット株式会社 (本社:東京都中央区、代表取締役:杉山 智行) のプロジェクトへの投融資に活用されることを予定しており、当社との間では10億円の社債引受契約を締結しました。

代表執行役 慎 泰俊によるメッセージ

当社の株主でもある丸井グループとの間の「共創」をテーマとした連携が具体化し、社会貢献と、資産形成を両立する「応援投資」という新たな選択肢を個人投資家の皆さまに提供することをたいへん嬉しく思います。途上国で金融サービスを提供する多くのマイクロファイナンス事業者にとって、資金調達コストの高さは、金融包摂を実現するための大きな課題のひとつです。今後も当社は、グローバルな事業規模、国内外の金融機関及び個人投資家との信頼構築、様々な資金調達手段の組み合わせを通じて、資金調達コストの最適化に取り組んでまいります。

2022年6月公表の静岡銀行とのソーシャルローン契約締結に関するプレスリリースはこちらのリンクをご参照ください。

五常・アンド・カンパニー株式会社について

五常は5カ国9社のグループ会社を通じ、途上国において中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開するホールディングカンパニーです。すべての人に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。2022年5月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに8,000名を超えるグループ従業員を擁し、融資顧客数は120万人、融資残高は800億円を突破しました。

ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション:金融包摂を世界中に届ける
長期目標:低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人に提供する
本社所在地: 東京都渋谷区
代表執行: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: https://gojo.co

※KPIと財務数値は、MyShubhLifeを除くグループ8社の単純合算

June 1, 2022

五常・アンド・カンパニー、静岡銀行との間で5億円のソーシャルローン契約を締結

--日本格付研究所によるソーシャルローン評価にて最高評価を獲得--

五常・アンド・カンパニー株式会社 (代表執行役:慎 泰俊、本社:東京都渋谷区) は、株式会社静岡銀行 (頭取:柴田 久、本社:静岡県静岡市) との間で5億円のソーシャルローン契約を締結しました。本資金はインドのグループ会社であるSATYA MicroCapital社 (Satya社) への転貸資金として活用されます。

当社の長期目標である「低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届ける」を実現するためには資金調達コストの最適化が不可欠です。日本国内の金融機関との接点を有している当社のユニークさを生かすことで、アジア五カ国に跨るグループ会社における調達手段の多様化を図っています。

本融資には株式会社日本格付研究所(JCR)によるソーシャルローン評価が付与されており、ソーシャル性評価(資金使途) と管理・運営・透明性評価の両方の指標で最高評価を得ております (総合評価 Social 1)。詳しくはこちらのリンクをご参照ください。管理・運営・透明性評価においては、インパクト・レポートの充実度やガバナンス体制の強固さを特に高く評価いただきました。

本件は当社として日本国内の金融機関からの借入資金を原資としてインドのグループ会社向けに貸付を実行する初の取組となります。Satya社は本借入を活用して1万件以上の小口の事業性融資を主に女性の中小零細事業者に提供する予定です。

五常・アンド・カンパニー株式会社について

五常は5カ国9社のグループ会社を通じ、途上国において中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開するホールディングカンパニーです。すべての人に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。2022年3月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに7,700名を超えるグループ従業員を擁し、融資顧客数は120万人、融資残高は800億円を突破しました。

ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション:世界中に金融包摂を届ける
長期目標:低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人に届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表執行: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: https://gojo.co

※KPIと財務数値は、MyShubhLifeを除くグループ8社の単純合算

May 2, 2022

五常・アンド・カンパニー、デジタル金融サービスのプラットフォーム”MyShubhLife”を展開するDatasigns Technologyに出資

五常・アンド・カンパニー株式会社(代表執行役:慎泰俊、本社:東京都渋谷区)は、インドのベンガルールでMyShubhLifeを展開するDatasigns Technology Pvt. Ltd.への出資を実行したことをお知らせいたします。

社会起業家のグローバルネットワーク アショカ・フェローの一員であるMonish Anandにより創業されたMyShubhLifeは工場労働者やタクシードライバーなどの低所得層を対象としたデジタル金融サービスを展開してきました。同社は比較的リテラシーの低い層にサービスを届けるため「フィジタル(フィジカル+デジタル)」モデルを採用し、多くの工場労働者やギグワーカーを抱える企業・プラットフォームなどとパートナーシップを結んでおり、これらのチャンネルを通じることで効率的な顧客獲得を実現しています。

五常の参画によりMyShubhLifeは、パートナーシップの拡大、テクノロジー投資及びチームの増強を通じて、低価格で利便性と透明性の高い金融サービスを提供します。また、自社及び共同融資パートナーと協働したローンの貸出を拡大します。

MyShubhLife Founder & CEO、Monish Anand氏コメント

「五常による出資により、MyShubhLifeはCOVID-19の影響を着実に乗り越えると共に、高度なデータサイエンスと将来を見据えたクレジットエンジンに支えられたテクノロジープラットフォームを通じて”残された5億人”に利便性の高い金融サービスを提供するという目標に向けてさらに前進します。また同時に、将来の総合的なデジタルバンクライセンスの取得に備えることができます。社会的インパクトを重視し、テクノロジーを活用してより大きなインパクトをもたらすパートナーシップを推し進める五常のような先見性のある投資家が仲間に加わることを歓迎します」

五常・アンド・カンパニー共同創業者・Chief Investment Officer、 Sanjay Gandhi氏コメント

「五常にとって初となるデジタル融資サービスを提供するMyShubhLifeを9社目のグループ会社として迎え入れることを大変嬉しく思います。MyShubhLifeは独自の「フィジタル」の融資モデルにより、十分なサービスを受けることができなかった低所得層が最も必要とする金融サービスを届ける数少ないデジタル融資プラットフォームです。MyShubhLifeが構築している融資の審査・分析能力は他に類をみません。五常は、チームとともにMyShubhLifeのさらなる飛躍を実現します」

本取引においてはVertices Partnersがリーガルアドバイザーを、Unitus Capitaが財務アドバイザーを務めました。MyShubhLifeのリーガルアドバイザーはSaakshyaが務めました。

*残された5億人 (Next Half Billion): インドの所得分布の下位60%を示す

MyShubhLifeについて

MyShubhLifeは、インドで6つの言語で利用することのできるAndroidアプリケーションを通じて、銀行口座を持たない人々に少額から大口の個人向けローン、給料日前に給与を引き出せるEarned Wage Access、小切手支払い、保険、積立投資(Systematic Investment Plan)、電子マネー(E-Gold)や電子納税システム(E-filing tax)などのフルスタックの金融サービスを提供しています。

これまでに、Pravega Ventures、SRI Capital、Saama Capital、BeeNext、Omidyar Network、Flourish Ventures、Patamar Capital等から約19億円を調達しています。

共同創業者であるMonish AnandとRahul Sekar / MyShubhLife

五常・アンド・カンパニー株式会社について

五常は5カ国9社のグループ会社を通じ、途上国において中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開するホールディングスカンパニーです。すべての人に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。インド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに7,700名を超えるグループ従業員を擁し、融資顧客数は120万人、融資残高は800億円を突破しました。

ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション:世界中に金融包摂を届ける
長期目標:低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人に届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表執行: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: https://gojo.co

※ KPIと財務数値は、MyShubhLifeを除くグループ8社の単純合算

March 3, 2022

五常・アンド・カンパニー、タジキスタンのマイクロファイナンス機関Humoに出資、中央アジアに進出し、融資顧客数100万人を達成

五常・アンド・カンパニー株式会社(代表執行役:慎泰俊、本社:東京都渋谷区)は、タジキスタンにおける初の出資を実行し、中央アジアに進出したことをお知らせいたします。

タジキスタンで最も速いスピードで成長する預金取扱マイクロファイナンス機関の一つであるCJSC MDO “HUMO”(Humo)への約6.6億円の投資を実行し、同社の過半数株式を取得しました。Humoへの出資により、同社のテクノロジー実装を通じて、タジキスタン地方部に住む顧客に利便性の高い金融サービスを届けることができるようになります。

Humoは、様々なローンに加えて、預貯金、国際送金、決済・為替取引等の金融サービスを提供しています。さらに、最近では多言語モバイルバンキングアプリ、デジタルウォレット・決済アプリ、エージェントバンキング・サービス、Orzuプラットフォームを介したクイックオンライン融資などのデジタル・トランスフォーメーションが進んでいます。

Humo General Director、 Firdavs Mayunusov氏コメント

「Humoは、五常と同じく金融包摂を広げるというミッションを掲げています。五常は、Humoがこれまで数年にわたり取り組んできたテクノロジー実装やイノベーションを評価するだけでなく、出資を通じて国内外においてHumoの事業をより高いレベルに引き上げようとしています。志を同じくする五常がHumoの旅のパートナーに加わることを大変心強く感じています」

五常・アンド・カンパニー共同創業者・Chief Investment Officer、 Sanjay Gandhiコメント

「Humoを五常グループに迎え入れることを大変嬉しく思います。Humoはタジキスタン国内第二位の預金取扱マイクロファイナンス機関であるとともに、中央アジアにおける類まれなフィンテック企業として成長を遂げています。長期的なパートナーとなるHumoとともに、タジキスタンのみならず中央アジアにおいて、すべての人に金融サービスを届けるという五常グループのミッションを推し進めます」

五常による出資を通して、Humoはタジキスタンでの事業をより強固なものとするだけでなく、中央アジア各国への進出を計画しています。なお、本取引においてはABG Legal Advisorsがリーガルアドバイザーを、RSM Tajikistanが財務アドバイザーを務めました。

Humoをグループに加え、五常グループの融資顧客数は100万人を突破しました。今後も低価格で良質な金融サービスを2030年までに1億人以上に届けるという目標の達成に全力で取り組みます。

CJSC MDO Humoについて

Humo は タジキスタンを代表する預金取扱マイクロファイナンス機関の一つで、運用資産残高は銀行を含めた金融セクターにおいて上位5位にランクインします。HumoはモバイルバンキングサービスHumo Onlineをはじめとする、幅広い金融サービスを各種チャネルを通じて提供しています。Humoは、マイクロファイナンス機関の信用格付としてA-、ソーシャル格付としてsA-を取得しており、持続可能な事業と社会的インパクトの創出を両立して事業展開しています。

Humo社員 / Humo

五常・アンド・カンパニー株式会社について

五常は5カ国8社のグループ会社を通じ、途上国において中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開するホールディングスカンパニーです。すべての人に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。インド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに7,000名を超えるグループ従業員を擁し、融資顧客数は100万人、融資残高は600億円を突破しました。

ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション: すべての人に金融アクセスを
長期目標:低価格かつ良質な金融サービスを2030年までに50カ国で1億人以上に届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表執行: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: https://gojo.co

※ KPIと財務数値はグループ8社の単純合算

February 22, 2022

五常・アンド・カンパニー、1円単位で貸付投資ができる「Funds(ファンズ)」にて個人投資家からの資金調達を開始

五常・アンド・カンパニー株式会社(代表執行役:慎泰俊、本社:東京都渋谷区)は、ファンズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:藤田雄一郎)が運営する貸付ファンドのオンラインマーケット「Funds(ファンズ)」上で「五常・アンド・カンパニー マイクロファイナンス事業ファンド」が公開されたことをお知らせします。第1回目となる本ファンドを通じて総額2億円、2022年度末までに累計数十億円規模の資金調達を目指しています。

当社の長期目標である「低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届ける」を実現するためには資金調達コストの最適化が不可欠です。

当社は途上国のマイクロファイナンス事業者としては極めて珍しく、日本の投資家へのアクセスを有しています。その利点を活かし、日本の投資家が期待するリターン水準を維持しながら、途上国各国の金融機関からの借入金利もしくは預金者へ支払う預金金利を下回る資金調達コストの実現を目指しています。

当社では2017年から継続して日本の金融機関からの借入実績があります。今後は国内金融機関との取引拡大と並行して、個人投資家からの資金調達にも積極的に取り組む方針です。2022年度末までに、本オンラインマーケットを通じて総額数十億円規模の資金調達を実施する計画があります。

ファンズ株式会社について

Fundsは、個人が1円から企業への貸付投資ができるオンラインプラットフォームを提供しております。これまで上場企業を中心とした50社が組成する166のファンドを募集し、分配遅延・貸し倒れは0件です(2022年1月末日現在)。

商号 ファンズ株式会社
本社 東京都港区西麻布3-2-1 北辰ビル 7F
代表取締役 藤田雄一郎
設立 2016年11月1日
資本金 483,000千円
第二種金融商品取引業
登録番号 関東財務局長(金商)第3103号
一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 加入

五常・アンド・カンパニー株式会社について

五常は5カ国8社のグループ会社を通じ、途上国において中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開するホールディングカンパニーです。すべての人に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。2021年12月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに6,800名を超えるグループ従業員を擁し、融資顧客数は100万人、融資残高は600億円を突破しました。

ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション: すべての人に金融アクセスを
長期目標:低価格かつ良質な金融サービスを2030年までに50カ国で1億人以上に届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表執行: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: https://gojo.co

February 16, 2022

五常・アンド・カンパニー、Therion Advisers共同創業者兼Managing PartnerのMilena Nikolova氏が社外取締役として参画、並びにArnaud Ventura氏が執行役に就任

五常・アンド・カンパニー株式会社(代表執行役:慎泰俊、本社:東京都渋谷区)は、Therion Advisersの共同創業者兼Managing Partnerを務めるMilena Nikolova氏が社外取締役として参画したことをお知らせいたします。

Milena Nikolova氏は、投資銀行、ウェルスマネジメント、ベンチャーキャピタル、インパクト投資において20年以上の経験を有する金融セクターの専門家です。幅広い経験を通じて、インパクトのために資金を投じることは、利益を損なうことなく、世の中のために強力な力となり得るという信念をもっています。

Milena Nikolova氏は、スタートアップ向けアドバイザーのTherion Advisersの共同創業者兼Managing Partner、気候変動の課題解決に取り組む革新的なソリューションに投資するグローバル・ベンチャーキャピタルであるAera VCのVenture Partner、ベンチャーキャピタルAntlerのVenture Partnerを務めています。以前はロンドンでUBSグループ投資銀行部門のExecutive Director、シンガポールのウェルスマネジメントのコンサルタントを歴任しました。慈善活動にも力を注いでおり、複数のNGOのパートナーや創設者でもあります。米国証券アナリスト、London School of EconomicsでInternational Accounting and Financeの修士号を取得しています。

Milena Nikolova氏コメント

「五常は特別でパーパス・ドリブンな組織です。持続可能な利益の実現を重視した経営がなされていますが、同時に大きな社会的インパクトを生み出すことがすべての意思決定の中核におかれています。金融アクセスから排除されている1億人以上の人々に、低価格かつ良質な金融サービスを届けるという五常の長期目標は私自身が大切にする価値観と一致しています。五常の目標達成に向けた旅に貢献できることをとても嬉しく思っています。」

Milena Nikolova氏本人によるビデオメッセージをこちらからご覧いただけます(英語)。

なお、五常はMilena Nikolova氏の関与するいずれのベンチャーキャピタルとも資本関係を有しておりません。

Arnaud Venturaが執行役に就任

2021年3月にManaging Partnerとして当社に参画したArnaud Ventura氏が、執行役に就任したことをお知らせいたします。Arnaud Venturaは、20年以上にわたるマイクロファイナンスセクターにおける起業経験とグローバルネットワークを強みとして、グループガバナンス体制の確立、資金調達、デジタル化、新規投資及びアジア・アフリカにおける拠点の拡大を率いています。Arnaud Venturaの執行役就任によりグループの成長の加速、金融包摂をすべての人に届けるというミッションの達成に寄与することを期待しています。

五常・アンド・カンパニー株式会社について

五常は5カ国8社のグループ会社を通じ、途上国において中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開するホールディングスカンパニーです。すべての人に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。2021年12月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに6,800名を超えるグループ従業員を擁し、融資顧客数は100万人、融資残高は600億円を突破しました。

ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション: すべての人に金融アクセスを
長期目標:低価格かつ良質な金融サービスを2030年までに50カ国で1億人以上に届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表執行: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: https://gojo.co

※ KPIと財務数値はグループ8社の単純合算

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