December 17, 2020

民間版の世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニー、累計70.7億円のシリーズD資金調達を完了

シリーズD資金調達を最終クローズし、グループ会社のより一層のデジタル化、社会的インパクトの拡大に向けた積極的投資を継続

五常・アンド・カンパニー株式会社(代表取締役:慎泰俊、本社:東京都渋谷区)は、シリーズD資金調達の最終クローズを実施しました。本クローズにより、シリーズDの調達総額は70.7億円に、2014年7月の創業からの累計資本調達額は146.7億円に達しました。

本最終クローズでは、既存株主である第一生命保険株式会社、株式会社丸井グループ、東京理科大学ベンチャーファンド(無限責任組合員:アストマックス・ファンド・マネジメント株式会社)からの追加出資に加え、新規投資家としてリコーリース株式会社、Beyond Next Ventures株式会社、GMO VenturePartners株式会社を含む複数の機関投資家及び個人投資家を新規投資家として迎え入れ、合計27.2億円を調達しました。 

ご参画いただいた株主の皆さまからは、長期的な利益の追求と社会的インパクトの創出を両立させるダブルボトムライン(Double bottom line)の実現を目指す弊社の取組みを評価いただいたものと理解しています。当社は、誰もが自分の未来を決めることができる世界をつくることをビジョンとして、SDGsが掲げる目標1「貧困をなくそう」、目標8「働きがいも経済成長も」、目標10「人や国の不平等をなくそう」を中心とした社会課題に取り組んでいます。

今回調達した資金は、新型コロナウイルスの影響を乗り越えて成長を再開しつつある既存グループ会社の事業拡大とデジタル化の推進、アジア・アフリカ地域における新たな投資先の開拓、そして顧客の生活の変化を捉える社会的インパクト測定を主な資金使途として活用して参ります。

新任社外取締役候補者の選任とグループガバナンス体制の強化

2020年12月16日付の当社取締役会にてRoyanne Doi氏が新たに社外取締役として内定したことをお知らせいたします。2021年初に開催予定の臨時株主総会における決議を経て、正式に就任予定です。Doi氏は、長年にわたりグローバル大手金融機関数社のシニア法務担当者を歴任した後、2015年より米国プルデンシャル・ファイナンシャルにてChief Compliance Officer及びChief Ethics Officer、直近ではヤマハ株式会社にてGlobal Legal, Ethics & Complianceのアドバイザーを務めてきました。年初より取締役会のオブザーバー、従業員向けトレーニング、世界中のネットワークの紹介などを通じ、当社の事業成長に貢献してきました。

「私のマイクロファイナンスとの出会いは、2010年のことです。正規の金融サービスから排除されてきたインドの女性や農民を対象とした、草創期のマイクロファイナンス機関の資金調達に携わってきました。法律、グローバルな企業倫理、コンプライアンス等の分野での実務経験を活かして、グループ会社との間で五常のミッション、ビジョン、価値観を持続的に浸透させることを目指します。そのためにも、企業倫理とコンプライアンスのベストプラクティスの学習機会の提供、五常の取締役会のコーポレート・ガバナンスを国際的な水準に高め不祥事等のリスクを未然に防ぐことに取り組んでいきます。」(Royanne Doi氏)

当社は、より高度な内部管理体制の構築、コンプライアンス強化など最適なグループガバナンス体制を確立するための取組みを進めています。Doi氏の社外取締役就任により、五常グループ全体の持続的な成長を可能にする内部統制、コーポレート・ガバナンス体制が更に強化されると認識しております。

Royanne Doi氏の経歴
Doi氏は、ヤマハ株式会社以前は、プルデンシャル・ファイナンス、ステート・ストリート信託銀行、シグナ・コーポレーション、エース・リミテッドなどのグローバル大手金融機関各社でシニア法務担当者を歴任。北米、南米、アジア、欧州で200名以上の従業員を管理した経験も有しています。また、Global Ethics Officerとして携わったプルデンシャル・ファイナンスは、2015年に初めて「世界で最も倫理的な企業」の1つに認定され、その後複数回にわたり認定を受けています。Doi氏はセントルイスのワシントン大学で哲学の学士号を、カリフォルニア大学ロサンゼルス校ロースクールにて法務博士号を取得しており、1994年より日本に在住しています。

新型コロナウイルスの影響からの回復と競争力向上に向けた施策

新型コロナウイルスは、当社の一部顧客や従業員に健康およびビジネス上の悪影響を及ぼしていますが、グループ会社の業績やオペレーションに深刻な影響を与える事態には至っておりません。また、グループ会社各社は各国の規制当局の通達を踏まえ顧客と緊密にコミュニケーションを取りながら、適切に事業を継続してきました。現在、融資の返済率は新型コロナウイルスの影響を受ける前の水準にまで回復しつつあることを踏まえ、新規融資も段階的に再開しております。また、グループ会社の手元流動性は健全な水準を維持しています。なお、顧客の多くが生活必需品の供給に従事するマイクロファイナンスセクターは、過去20年にわたり一貫して堅調な成長を続けてきました。

マクロ環境の回復を見込み、当社は積極的なデジタル化・自動化などのテクノロジー実装を進めています。具体的には、インドのグループ会社Satya MicroCapitalが提供している指紋認証やモバイルペイメントを活用したキャッシュレスでの融資・回収業務は、この期間に一段と顧客に浸透しました。カンボジアのMAXIMAは、五常のテクノロジーチームが独自にバックエンド・サービスを開発したデジタル・フィールド・アプリケーション(DFA)を用いて少額融資プロジェクトを拡大させています。これらの取り組みは、後にグループ各社にも展開されていく見込みです。

当社は、テクノロジーによる業務効率や利便性の向上と人間の間のふれあいを組み合わせた「テック&タッチ」のハイブリッド型のデジタル・トランスフォーメーションをグループ各社において進めています。今後も、従来型のマイクロファイナンスの変革を進め、顧客にとって更に利便性の高い金融サービスをアジア・アフリカその他全世界に展開していきます。

シリーズDファイナル・クローズに参画した既存投資家からのコメント

株式会社丸井グループ 取締役 上席執行役員 共創投資部長 兼 D2C&Co.株式会社 取締役 青木正久

五常・アンド・カンパニーは、当社グループが2050年までの達成を目指す、国を越えたファイナンシャル・インクルージョン実現に向けた、かけがえのないパートナーです。その思いは2019年6月の初回出資時から変わることなく、むしろ、その後の飛躍的な事業成長や、新型コロナウイルスの影響下における弛まぬ企業努力、チーム力の増強を通じて、より強くなっています。そして今回、「共創」の視点から、更に強固なパートナーシップを結ぶため、追加出資をさせていただきました。五常・アンド・カンパニーのミッション「すべての人に金融アクセスを届ける」は、当社グループも強く共感するところであり、ファイナンシャル・インクルージョン実現のために不可欠な、メンバーの熱量と金融テクノロジーとの掛け合わせによって、共に実現していきたいと考えています。

第一生命保険株式会社 執行役員投資本部長 重本 和之

当社は、民間版の世界銀行を目指すという慎社長の想いに深く賛同し、運用収益獲得と社会的インパクト創出の両立を図る「インパクト投資」として五常・アンド・カンパニーに追加出資しました。前回投資以降、着実に事業成長を実現できており、今後も発展途上国における金融アクセスの提供により、人々のQOL向上に貢献していくことを引き続き期待しています。

東京理科大学ベンチャーファンド(アストマックス・ファンド・マネジメント株式会社) 代表取締役 小幡健太郎

当社は、学校法人東京理科大学が主に出資する大学発ベンチャーキャピタルファンドの運用を行っており、広く社会に寄与する出資を実施して、資産価値の向上も実現することを目指しております。五常 ・アンド ・カンパニーが、そのビジョンである「誰もが自分の未来を決めることができる世界」の実現に向け、慎社長を中心に熱意と実行力をもって事業展開していることに共感し、2019年8月に最初の出資を行いました。変わらぬ期待をもって、この度のラウンドで追加出資をさせて頂きました。

シリーズDファイナル・クローズに参画した新規投資家からのコメント

リコーリース株式会社 代表取締役社長執行役員 中村徳晴

当社は、社会課題に対しポジティブなインパクトを生み出す事業分野への投資と支援に取り組んでおり、その一環として出資させていただきました。五常・アンド・カンパニーがビジョンとして掲げる「誰もが自分の未来を決めることができる世界」の実現に向けて、経済価値と社会価値の最大化を図りながらの更なる成長を期待しています。

Beyond Next Ventures株式会社 代表取締役社長 伊藤毅

Beyond Next Venturesは”誰もが挑戦できる世界を作る”をVisionに掲げ、テクノロジーを活用し社会変革に挑戦するスタートアップに出資をしています。私も畑は違えども同じ金融のフィールドで同時期に創業した起業家として、五常・アンド・カンパニーが掲げる ”民間版の世界銀行を作る”という壮大な構想に強く共感し、世界を舞台に着実に実現する慎社長を心から尊敬しています。五常の有するテクノロジーとグループ戦略により、近い将来その構想が実現すると信じています。

GMO VenturePartners株式会社 取締役 / ファウンディングパートナー 村松 竜  

Gojoという試み。マイクロファイナンスに規模による力を与える試み。しかしそれだけではない。その本質は、人類史上最大級の資本の流動性を、それが本当に必要だが届いていない世界の人達に、日本の資本市場・金融テクノロジーの力を使って届け、貧困問題を解決し生活に革新をもたらす「グローバルな日本発の社会実験」であると思っています。そのような試みに「日本と世界のFintechを繋ぐことが目的のGMO Global Fintech Fund」として参加させて頂くことが出来て大変光栄です。

数人の従業員とともに織物工場を経営しているカンボジアの女性 / Taejun Shin

五常・アンド・カンパニーについて

すべての人に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。2030年までに50カ国で1億人以上に低価格かつ良質な金融サービスの提供を目指しています。2020年10月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマーに4,800名を超えるグループ従業員を擁し、顧客数は60万人、融資残高は288百万米ドルを突破しました。

ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界

ミッション: すべての人に金融アクセスを

長期目標:低価格かつ良質な金融サービスを2030年までに50カ国で1億人以上に届ける

本社所在地: 東京都渋谷区

代表取締役: 慎泰俊

設立日: 2014年7月4日

問合わせ先: info@gojo.co

会社HP: https://gojo.co/

 ※ KPIと財務数値はインドの子会社化予定グループ会社を含む、2020年10月末時点数値

September 15, 2020

民間版の世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニー、海外機関投資家を中心に20.2億円のシリーズD追加資金調達を完了

複数の海外機関投資家の参画を実現し、デジタル・トランスフォーメーションを更に推進

五常・アンド・カンパニー株式会社(代表取締役:慎泰俊、本社:東京都渋谷区)はシリーズD資金調達の追加クローズを完了し、新たに20.2億円を調達しました。本クローズにより、シリーズD累計調達額は43.5億円、2014年7月の創業からの累計資本調達額は120億円に達しました。また、本クローズでは初となる海外機関投資家の参画が実現し、株主構成のグローバル化が進みました。

テクノロジー企業への投資に強みを持つ複数の海外機関投資家が参画

本クローズでは、TGVest Capital、Baillie Gifford、東日本銀行地域企業活性化ファンド及び複数の個人投資家より、合計20.2億円を優先株式及び転換社債型新株予約権付社債の組み合わせにより調達しました。

TGVest Capitalは、アジア域内のテクノロジー企業へのバイアウト投資およびグロースキャピタル投資にフォーカスしたプライベートエクイティファンドです。Baillie Giffordは、英国・スコットランドを拠点とし3,240億ドル(34.3兆円)の運用資産を誇る独立投資組合です(2020年6月末時点)。成長企業やテクノロジー分野における豊富な投資実績を有する海外投資家からの信任を得て、五常はマイクロファイナンスのデジタル・トランスフォーメーションを更に推進してまいります。

また、コンコルディア・フィナンシャルグループの東日本銀行とは本出資契約に加えて融資契約も締結し、金融機関との戦略的パートナーシップという観点で重要な一歩となりました。

引き続き、既存7社のグループ会社の更なる成長及びデジタル化を支えるための財務基盤の強化と今後のアジア・アフリカ地域における拠点拡大を主な資金使途として、シリーズDの最終クローズに向けた資金調達を継続してまいります。

シリーズDに参画した海外機関投資家からのコメント

TGVest Capital DC Cheng, Chairman
TGVestは、グロースキャピタルのプライベートエクイティファンドとして、テクノロジーを応用して既存の産業に変革を起こす革新的な企業に関心を持っています。五常・アンド・カンパニーは、アジアでのプレゼンス強化とESGの実践を探求する我々にとって新たな1ページを開く注目すべき存在です。発展途上国で金融包摂を届けるという五常のミッションと、金融セクターの長年の課題を解決しようとする革新的なアプローチに当初から共感していました。五常は、マイクロファイナンスを再定義するような先駆者であると考えており、そのユニークなビジネスモデルと極めて大きな成長可能性が我々のポートフォリオにもたらす付加価値は計り知れないと考えています。

Baillie Gifford Praveen Kumar, Investment Manager (Japanese Equities)
Baillie Giffordは、長期目線のグロース投資家として、急速な成長を遂げ既存のビジネスモデルに変革を起こし、またインパクトの大きな成長機会に挑戦し、独自のビジネスモデルを追求するスタートアップ企業への投資機会を求めています。五常・アンド・カンパニーは、我々が求めるこれらの全ての条件を満たしていることから、今回の出資を決定しました。加えて、我々は、マイクロファイナンスや低価格の金融サービスを通じて、世界中で低所得者層の金融アクセスの改善に取り組む五常のビジョンに賛同しています。低所得者層の生活向上を存在意義として邁進する営利企業に出会える機会は非常に稀有なことであり、我々は五常の更なる躍進を心から願っています。

慎 泰俊 共同創業者・代表取締役からのコメント

新型コロナウイルスの影響で海外への渡航が制限されるなか、ビデオ会議を重ね精緻なデューデリジェンスを経て実現した海外機関投資家からの資金調達は、五常グループへの信頼と今後の成長への期待の現れと受け止めています。厳しい経済環境は続きますが、新設されたテクノロジーチームを中心に事業革新を続けています。今後も便利で良質な金融サービスをより多くの顧客に届けるため、粛々と事業に専念してまいります。

デジタル・トランスフォーメーションの更なる推進

2020年2月にVISA及びMastercardでアジア・太平洋地域のプロダクト戦略ディレクターを歴任したSyam NairがChief Technology Officerとして五常に参画し、テクノロジーチームの強化を推進しています。従来型のマイクロファイナンスの変革を進めるとともに、デジタル・トランスフォーメーションを全拠点で本格始動することで、顧客にとって更に利便性の高い金融サービスの提供に取り組んでいます。

カンボジアのグループ会社MAXIMAでは、タブレット端末を活用したローンの申込み、スコアリングモデルによる短時間での与信審査、キャッシュレス返済を実現するデジタル・フィールド・アプリケーション(DFA)のパイロットをローンチしました。これにより、数日を要していた融資の申請から承認までのプロセスが約40分まで短縮されました。五常のテクノロジーチームはバックエンド・サービスを独自に開発したDFAを、グループ各社に最適化して展開することも検討しています。社内では研究開発チームを組成し、貯蓄性の金融サービスなど革新的な商品のコンセプト開発にも取り組んでいます。

インパクト測定及びソーシャル・パフォーマンス・マネジメント(SPM)

すべての人に金融アクセスを届けるという五常のミッションを実現するため、顧客の生活の変化を捉えるインパクト測定に取組み、国際規格や顧客保護を遵守するための仕組みを構築しています。2020年7月には、創業来の五常グループの活動を振り返る初のインパクトレポートを発行しました。ファイナンシャル・ダイアリー(Financial Diary)と呼ばれる、顧客の融資の活用や資金のやり繰りを理解するためのプロジェクトの調査設計や運用モデルの策定を行っています。今後も顧客の立場に立ち、顧客の目的達成の支援に資するより良い金融サービスを届けることに力を尽くしていきます。

五常・アンド・カンパニーについて

すべての人に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることをを目指しています。2020年8月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマーに3,400名を超えるグループ従業員を擁し、顧客数は57万人、融資残高は270億円を突破しました。

ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション: すべての人に金融包摂を
長期目標:低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表取締役: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: https://gojo.co/

※ KPIと財務数値はインドの子会社化予定グループ会社を含む、2020年8月末時点数値

August 28, 2020

五常・アンド・カンパニー、ウェブサイトリニューアルのお知らせ

この度、ウェブサイトをリニューアルしましたのでお知らせいたします。

私たちの事業はこの3年間で大きく成長しました。事業の成長や日々の取り組みを皆さまに分かりやすくお届けできるよう、ウェブサイトの改善を進めてきました。弊社のプロダクトデザイナーが手掛ける美しいデザインに加えて、お客さまへのインパクト、五常でのキャリア、すべての人に金融アクセスを届けるための私たちの取り組みについて、より充実した情報をお届けします。

"About"や”Latest News”を除くページは英語ですが、今後さらに日本語のコンテンツも拡充していきます。

皆さまからのご意見やご感想をお待ちしています。

五常・アンド・カンパニーについて
誰もが自分の未来を決めることができる世界をつくることをビジョンに掲げ、2014年7月に設立されました。安価で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。創業6年でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマーでのグループ従業員は3,400人、顧客数は57万人を突破しました。

July 10, 2020

五常・アンド・カンパニー、初めてのインパクトレポートを発行

五常・アンド・カンパニーから、初のインパクトレポートを皆様にお届けできることを、大変うれしく思います。こちらのリンクよりダウンロードください。本年度より毎年、インパクト測定における取り組みをご報告します。

私たちのミッションはすべての人に金融包摂を届けることです。これを達成するために、廉価で良質な金融サービスを2030年までに50ヵ国1億人以上に届けることを目標としています。
インパクトは、私たちのすべての業務の中心にあるべきものです。初となるインパクトレポートでは、五常のビジョン・ミッション・2030年までの目標に照らして、2014年7月の設立から2020年3月までの活動とお客さまへのインパクトを振り返りました。インパクト測定における指標と今後の計画、私たちが金融サービスを提供するお客さまの声、ソーシャル・パフォーマンス・マネージメント(SPM)の取り組みをご報告します。

それでは、私たちのインパクトレポートをお楽しみください。未来に向けては、より多くのデータを揃え、更により良いものにしていきます。皆様からのフィードバックをお待ちしています。

五常・アンド・カンパニーについて
誰もが自分の未来を決めることができる世界をつくることをビジョンに掲げ、2014年7月に設立されました。廉価で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。創業6年でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマーでのグループ従業員は3,400人、顧客数は57万人を突破しました。

April 16, 2020

民間版の世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニー、シリーズD資金調達の第一回クローズで23.3億円を調達

新型コロナウイルスに関連する混乱への対応と収束後に向けた成長資金を確保

五常・アンド・カンパニー株式会社(代表取締役:慎泰俊、本社:東京都渋谷区)はシリーズD資金調達の第一回クローズを完了し、2014年7月の創業からの累計資本調達額は100億円に達しました。2020年前半の最終クローズに向けて、国内外の投資家候補との協議を継続してまいります。

シリーズD第一回クローズについて
2019年10月に発表した42.2億円のシリーズCラウンドに引き続き、既存7社のグループ会社の更なる成長に向けた財務基盤の拡充と今後のアジア・アフリカ地域における拠点拡大を主な資金使途としてシリーズD資金調達を実施しています。

本シリーズの第一回クローズには既存株主であるセブン銀行やSBIグループ、2020年2月よりレンダーとして名を連ねているクレディセゾン、個人投資家複数名が優先株式と転換社債型新株予約権付社債の引受けの組み合わせにより参加しました。

既存グループ会社への追加出資について
2019年末から2020年初頭にかけて既存のグループ会社に対して合計16.5億円を超える金額の投融資を行いました。

Satya MicroCapital (インド):2018年7月の初回出資以降、インドにおける中央銀行であるインド準備銀行(RBI)の承認が必要な持株比率26%を上回らない範囲で追加出資を行ってきました。RBIからの承認プロセス完了の目処が立ったことから、このタイミングで5億円強を追加出資し、認可取得後には更に10億円規模の投資を実行して弊社の持分を更に引き上げます。

Satya社は、インドの歴史上最も速い事業成長を安定的な債権の質を維持しながら実現している、業界で最も注目を浴びるマイクロファイナンス機関の一つです。2016年9月の創業以降、合計260億円強の小口融資を実行し、2020年3月末時点の顧客数は個人事業主や中小零細事業者を中心に38万人を越えました。

Aviom India Housing Finance (インド):2020年2月にRBIより五常の持分比率を引き上げる承認を得て、同年3月に約4億円を追加出資しました。

Aviom社は、インドの主に郊外地域で暮らす低所得者層が住宅を手に入れるために必要なマイクロ住宅ローンを供給しています。借入人は女性であり、女性の家庭内の地位向上の観点からも本事業がもたらす社会的インパクトが大きい事業です。40%の人々がトイレのない自宅に暮らす社会課題を解決しながら大きな潜在需要を取り込みます。

MAXIMA Microfinance (カンボジア): Maxima社へ5.5億円相当のインターカンパニーローンを実施しました。本ローンはクレディセゾンからの融資が原資となっています。

Maxima社は、既存事業である個人事業や中小零細事業を営む女性向けの融資の拡大に加えて、実験的に開始しているエージェントバンキングモデルを活用した少額融資のオペレーションの構築にも注力します。

Ananya Finance for Inclusive Growth (インド):株式持分を引き上げるために既存株主が保有する株式の買取と、約1.7億円を追加出資しました。

Ananya社は主に小から中規模のマイクロファイナンス機関に対する法人融資を行っており、その他にも農業関連事業や社会的インパクトの創出を目指す中堅企業へも融資しています。

新型コロナウイルスが事業に与える影響について
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出禁止令等により、世界中の同業者と同様、融資資金の回収業務や新規融資を一時的に見合わせざるを得ないといった影響が出始めています。まずは顧客と従業員の安全を第一に考え、リモートワークの実施や追加の支払利息や遅延金を猶予したうえで延滞を一部認めるといった対策を講じています。五常グループの各社は世界的な危機に立ち向かうために必要な流動性資金を五常からの追加投融資により確保しています。

急成長を支える多国籍チームの強化
2019年10月にシリーズC資金調達完了を発表以降、今後の成長を見据えてチームの強化を図ってきました。テクノロジーをはじめとするグループ会社への経営支援、社会的インパクト測定、財務経理、内部監査の領域に強みを持つメンバーが加わりました。多国籍化が更に進み、インド、イタリア、シンガポール、ミャンマー、中国、そして日本出身のメンバーが集いました。

五常・アンド・カンパニーについて
すべての人に金融包摂を届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。2030年までに50カ国で1億人に廉価かつ高品質な金融サービスの提供を目指しています。2020年3月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマーに3,400名を超えるグループ従業員を擁し、顧客数は57万人を突破しました。

ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション: すべての人に金融包摂を
長期目標:廉価で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表取締役: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
融資残高: 約300億円
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: http://gojo.co/

※ KPIと財務数値はインドの子会社化予定グループ会社を含む、2020年2月末時点数値

February 5, 2020

五常・アンド・カンパニー、クレディセゾンと900万ドルの融資契約を締結

五常・アンド・カンパニー、クレディセゾンと900万ドルの融資契約を締結

五常・アンド・カンパニー株式会社(代表取締役:慎泰俊、本社:東京都渋谷区、以下”五常社”)は、株式会社クレディセゾン(代表取締役社長:COO 山下 昌宏、本社:東京都豊島区、”クレディセゾン社”) との間で900万ドルの融資契約に合意しました。

五常・アンド・カンパニーは、カンボジア・ミャンマー・スリランカ・インドに拠点を置く7つのグループ会社を通じて、世界的な課題の一つである金融包摂の実現に寄与する金融事業を行っています。本件融資は、日本法人でホールディングス・カンパニーである五常社が借主となり調達資金をグループ会社間の貸付に活用します。

資金使途
貸付を受けたグループ会社は、調達資金を零細企業向けの小口融資に活用します。小口融資の借入人の95%以上は零細事業を営む女性であり、零細事業の運転資金もしくは設備投資に融資資金を用います。

新興国のマイクロファイナンス機関向けに融資を行うプレイヤーについて
新興国の商業銀行にとってマイクロファイナンス機関は主要融資先の一つに挙げられます。また、欧州を基盤とするインパクト投資ファンドや財団などが経済的・社会的インパクトの実現を目指してマイクロファイナンス機関向けの融資を行っています。一方、日本の金融機関は情報の非対称の大きさを主な要因として本セクターへの参入は未だ多くありません。

五常社が担う役割
五常社が、日本の金融機関と新興国のマイクロファイナンス機関の橋渡し役の役割を担うことで、日本の金融機関は審査とモニタリングに係るコストの軽減が可能になります。

また、五常社は各国の市場環境を熟知しているため、情報提供の観点からレンダー向けに利息以外の付加価値を提供出来る体制が整っています。クレディセゾン社とは、融資契約のみならず事業連携の可能性も探っていきます。

なお、五常社はこれまでに既に数行の邦銀との間で取引実績があり、これまでの実績の積上が本件の実現に好影響を与えました。

借入先の拡大
五常社は創業から5年半が経過しました。グループ各社では数期に亘り利益を計上しながら安定的な事業成長を続けています。創業来築いてきた事業基盤に成長資金を掛け合わせることで顧客網の拡大を目指します。廉価で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届ける長期目標の実現に向けて、今後も借入先の拡大に取組みます。

五常・アンド・カンパニーについて
誰もが自分の未来を決めることができる世界をつくることをビジョンに掲げ、2014年7月に設立されました。廉価で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。創業5年でカンボジア・スリランカ・ミャンマー・インドのグループ従業員は3,000人、顧客数は50万人を突破しました。融資残高はOff-Balanceしている債権を含めて300億円を超え、2017年度より連結黒字化しています。※

五常・アンド・カンパニー株式会社
ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション: すべての人に金融包摂を
長期目標:廉価で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表取締役: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
融資残高: 約300億円
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: http://gojo.co/
※ KPIと財務数値はインドの子会社化予定グループ会社を含む、2019年12月末時点数値

December 20, 2019

五常・アンド・カンパニー、インドFintech企業のLoan Frame社へ総額約11億円を出資へ

五常・アンド・カンパニー株式会社(代表取締役:慎泰俊、本社:東京都渋谷区)は、2019年11月末にインドでSupply Chain Finance Platformを運営するLoan Frame Technologies Pte. Ltd.(Founder & CEO: Shailesh Jacob、事業拠点本社:インド・ニューデリー)との間で10百万ドルの投資契約に合意しました。Loan Frame社は本ラウンドの資金調達によりさらなる顧客基盤の拡大や独自の情報処理技術の強化に取り組みます。五常はLoan Frame社の事業成長を株主として支援しながら、自社のテクノロジーチームの拡充や既存グループ会社とのシナジーの創出に取り組みます。

◼新興国の中小零細企業が抱える課題について
インドのみならず新興国では、MSME (Micro, Small and Medium Enterprises)向けの資金需要に対する供給のギャップが大きく、その金額は550兆円以上*と推測されています。中小零細企業向けの融資は銀行には小さく、主に個人事業主向けの融資を行うマイクロファイナンス機関にとっては大きすぎることから貸し手が不足している課題があります。この課題は金融包摂に取り組む業界では”Missing Middle”と呼ばれ、中小零細企業の成長を阻害する要因の一つになっています。

​*市場規模の推測データは世界銀行のウェブサイトを参照 (https://www.worldbank.org/en/topic/smefinance)

◼Loan Frame社について
Loan Frame社はデータ解析の自動化を含む最先端のテクノロジーを駆使し、中小零細企業の資金繰り問題の解決を目指して2016年5月に事業を開始しました。独自に開発したアルゴリズムを用い、中小零細企業の与信審査を行います。与信情報はサプライヤーに通知され、サプライヤーは受領した与信情報に基づいて中小零細企業へ商品の発送を行います。Loan Frame社はプラットフォーマーとして金融機関への与信機能の提供によって得られる対価を売上として計上しています。

◼Loan Frame社のこれまでの実績
これまで、インド国内の30の都市において2万件弱・約100百万米ドル相当の融資を仲介してきました。直近では、インド国内の金融セクターで最も権威のある表彰であるFinancial ExpressのFintech部門のIndia’s Best Banks Award2019を受賞しました。*

*Loan Frame社のHPより引用

五常・アンド・カンパニーについて
誰もが自分の未来を決めることができる世界をつくることをビジョンに掲げ、2014年7月に設立されました。廉価で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。創業5年でインド・カンボジア・ス リランカ・ミャンマーでのグループ従業員は3,000人、顧客数は50万人を突破しました。融資総額は300億円を超え、2017年度より連結黒字化しています。※
会社名:五常・アンド・カンパニー株式会社
ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション: すべての人に金融包摂を
長期目標:廉価で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表取締役: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
連結総資産: 約300億円
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: http://gojo.co/
※ KPIと財務数値はインドの子会社化予定グループ会社を含む

Loan Frameの経営陣

November 1, 2019

五常・アンド・カンパニー、元スマートニュース 執行役員の堅田航平氏がCFOに就任

五常・アンド・カンパニー、元スマートニュース 執行役員の堅田航平氏がCFOに就任

マイクロファイナンス・テクノロジー企業である五常・アンド・カンパニー株式会社(以下「当社」)は、堅田航平氏がCFO(Chief Financial Officer)に就任したことをお知らせいたします。

 創業5年で当社の事業展開先はカンボジア・スリランカ・ミャンマー・インドの4カ国6社に拡がり、グループ従業員は2,500人、顧客数は45万人を超えました。この度、資本調達・M&Aを含む財務戦略や経営管理に関する豊富な経験を有する堅田氏を経営メンバーに迎えることで、複雑化した組織を束ねつつ、「50カ国1億人に金融アクセスを提供する」という長期目標の達成に向けさらに事業成長を加速してまいります。

経歴: 堅田 航平 (かただ こうへい)
学生時代にバングラデシュのNGOにおける長期インターンを通じてマイクロファイナンスと出会う。大学卒業後はモルガン・スタンレー証券会社(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)投資銀行部門にてM&Aアドバイザリー業務に従事。ヘッジファンドを経て、2008年にライフネット生命保険株式会社に入社。企画・財務・事業開発・上場準備等を担当し、2013年 執行役員CFOに就任。2014年、スマートニュース株式会社に入社しコーポレート部門の責任者として財務・経営管理・採用・人事を担い、累計86億円超の資本調達を主導。2018年より、国内外の複数のスタートアップにおいて財務・経営管理に関与。2019年、五常・アンド・カンパニーのCFOに就任。

<堅田 航平氏 コメント>
投資銀行におけるM&Aアドバイザリー、ヘッジファンドでのアジア各国を対象とした投資、ライフネット生命におけるコンシューマ向け金融サービスの立ち上げと免許事業ゆえ高い水準を求められるリスク管理や内部統制、そしてスマートニュースにおけるグローバルな組織づくりや資金調達。五常・アンド・カンパニーのマイクロファイナンス事業とその成長を支えるために必要なファイナンスやガバナンスの取り組みは、これまでの「首尾一貫して一貫性がない」ように見えた経験が、絶妙な形で交わる交差点にあると感じ、こちらからアプローチして仲間に加えてもらいました。「民間版の世界銀行として世界中の人に金融アクセスを届ける」という大きなミッション達成に向けた第二フェーズに向け、最高のチームを作りたいと考えているので、我こそはという方は是非ご連絡ください。
採用ページ: http://gojo.co/ja/career/

<五常・アンド・カンパニー 代表取締役 慎 泰俊 コメント>
「五常にCFOとして一番来て欲しい人は誰だろう」と考えていたときに、一番最初に思い浮かんだのが堅田でした。マイクロファイナンス、伝統的な金融、金融ベンチャー、テクノロジーの領域に対する深い知識と、当社事業に対する想いを共有できる人は、世界を探してもそんなにいません。得難い仲間に参加してもらい、心から感謝しています。

改めて思うのですが、プロダクトのコピーが容易な金融においては、メンバーの能力、組織構造・制度とシステム(組織文化や原理原則を含め)が競争優位の最も重要な源泉です。創業から5年が経ち、これから民間セクターの世界銀行づくりの第二フェーズに入ります。これからも最高の仲間を集め、事業を成長させていきます。

五常・アンド・カンパニーについて

⺠間版の世界銀行として世界中に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。2030年までに50カ国で1億人に廉価かつ高品質な金融サービスの提供を目指しています。創業5年でインド・カンボジア・ス リランカ・ミャンマーでのグループ従業員は2,500人、顧客数は45万人を突破しました。融資総額は200億円を超え、2017年度より連結黒字化しています。※

五常・アンド・カンパニー株式会社
ビジョン: 誰もが自分の宿命を乗り越えることができる世界
ミッション: 民間版の世界銀行として世界中の人に金融アクセスを届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表取締役: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
連結総資産: 約270億円
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: http://gojo.co/

※ KPIと財務数値はインドの子会社化予定グループ会社を含む

October 17, 2019

⺠間版の世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニー、42.2億円のシリーズC資金調達を完了

⺠間版の世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニー、42.2億円のシリーズC資金調達を完了

業界のビジネスモデルを刷新するテクノロジーへの投資とアジアでの事業展開を加速

五常・アンド・カンパニー株式会社(代表取締役:慎秦俊、本社:東京都渋谷区)は9月末にシリーズCの ファイナルクローズを完了し、本ラウンドでの調達総額は42.2億円に、累計の資本調達額は76億円となりました。

■シリーズCについて
本シリーズのリード投資家は既存株主である第一生命保険株式会社が務め、9月末に実施したファイナルクローズではDIMENSION、アイザワ・インベストメンツ株式会社、SBIインベストメント株式会社、15th Rock Venturesが新たに株主に加わりました。SeriesCで調達した42.2億円によりマイクロファイナンスの既存オペレーションをより良くするためのテクノロジー投資とアジア地域における拠点拡大を進めます。

■事業について
創業の経緯
五常・アンド・カンパニーは、世界中の新興国で低価格かつ高品質な金融サービスの提供を目指して事業を行っています。1970年代より勃興した業界は2006年にグラミン銀行のムハマド・ユヌス氏がノーベル平和賞を受賞したことを契機に大きな注目が集まるようになりました。特に、グループレンディングを主軸にするマイクロクレジット事業は世界中で大きな成功を収めました。資本市場からの注目度も高く、この10年強の間に複数のマイクロファイナンス機関がロンドンやインドの証券市場に株式上場を果たしました。当社は業界の成功の裏で未だに解決すべき課題が取り残されている点に着目し、2014年7月に創業されました。

これまでの実績
2014年7月の創業来、30日以上延滞率は1%未満と貸付債権の質を維持しながら、年率200%以上のペースで事業を成⻑させてきました。2019年4月から6月の四半期連結売上は10億円、同年9月末時点の顧客数は45万人、グループ全体の従業員数は2,500名を超えました。※

今後の拠点拡大計画
マイクロファイナンス機関を新規設立もしくは資本参加によってグループ企業を拡大しており、今後数年はインドネシアやフィリピンをはじめとするアジア市場での事業展開を計画しています。アジア市場の次は東欧やアフリカ、ラテンアメリカへの進出も視野に入れています。

資金調達
事業の成⻑資金について、資本は主に日本の個人及び機関投資家から調達しています。また、日本国内の金融機関からの借入れの実績があります。グループ会社では地場金融機関や社会的インパクトファンドなど、合計50以上のレンダーから150億円以上を借入れており、今後は借入コストを引き下げるためにも、より積極的に日本国内の金融機関との取引を増やす方針です。※

グローバル展開を加速させるチームを強化中
グローバルチームの組成も順調に進んでいます。直近1年でグループ会社の経営支援、投資、新規事業開発の各領域のメ ンバーは拡充し、2020年1月までに5名の新規加入も確定しています

新興国の複数カ国でビックデータを保有する唯一無二の地位確立を目指す
現時点で45万人の顧客の返済履歴、ベースラインデータ、家計情報を収集しています。今後は、より精度の高いクレジットスコアリングモデルの開発をはじめ、新興国の低・中間所得者層の顧客データベースを保有する強みを生かした事業を展開していきます。

SDGs (持続可能な開発目標) への取組
マイクロファイナンスの業界にはSocial Performance Management(SPM)の国際認証があります。五常のグループ会社では全社が認証取得に向けて取組んでおり、カンボジアのグループ会社では既に認証を取得しています。SDGsの実現に向けて自社事業もしくは国際NGOとの業務提携によって各分野に積極的に取組んでいます

共にゲームチェンジを志す仲間を募集
⺠間版の世界銀行として世界中に金融アクセスを届けることで、誰もが自分の宿命を乗り越えることができる世界をつくるビジョンを実現させるべく、継続的に仲間を募っています。少しでもご関心のある方はinfo@gojo.coまでご連絡ください。

五常・アンド・カンパニーについて
⺠間版の世界銀行として世界中に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。2030年までに50カ国で1億人に廉価かつ高品質な金融サービスの提供を目指しています。創業5年でインド・カンボジア・ス リランカ・ミャンマーでのグループ従業員は2,500人、顧客数は45万人を突破しました。融資総額は200億円を超え、2017年度より連結黒字化しています。※

会社名:五常・アンド・カンパニー株式会社
ビジョン: 誰もが自分の宿命を乗り越えることができる世界
ミッション: ⺠間版の世界銀行として世界中の人に金融アクセスを届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表取締役: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
連結総資産: 約270億円
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: http://gojo.co/

※文中のKPI及び財務数値はインドの子会社化予定グループ会社を含み、監査前数値

シリーズCに参画した投資家及び既存投資家のコメント

第一生命保険株式会社 執行役員投資本部⻑ 重本 和之
当社は、運用収益獲得と社会的インパクト創出の両立を目指す「インパクト投資」として五常・アンド・カンパニーに出資しました。マイクロファイナンス事業を通じ発展途上国において金融アクセスを提供していくことで、現地の人々の経済的自立や生活水準向上に貢献していくことを期待しています。

東京理科大学イノベーション・キャピタル株式会社 代表取締役 マネージング・パートナー 片寄裕市、高田久徳
五常 ・アンド ・カンパニー社が取り組む社会イノベーションの実現のため、資金面、事業展開の支援を実施します。テクノロジーを駆使した金融アクセスの改善、生活水準の向上により、持続的に社会価値と経済価値を生み出すことを期待しています。

株式会社丸井グループ 取締役 常務執行役員 加藤 浩嗣
「すべての人に金融アクセスを」というミッションに私たちは大変共感しています。また、決して簡単ではないそのミッション実現に向けて情熱をもって、着実に進めている様子はとても素晴らしく、今回投資させていただく機会をいただい たことに感謝しています。

株式会社セブン銀行 代表取締役社⻑ 舟竹 泰昭
「世界中の人に金融アクセスを届ける」というミッションに共感し、出資させて頂きました。持続可能な開発目標(SDG s)への取組みが世界的な潮流となる中、金融アクセスの改善も大きな課題として掲げられています。今後アジアへさらなる進出を目指す五常のビジネスモデルは、当社の海外事業戦略とも親和性が高いと考えています。「誰一人取り残さない」世界の実現に向け、取り組んで行きたいと思います。

TransLink Capital Partners (SOMPO) I, L.P. SOMPOホールディングスCVC/TransLink Capital, Partner 土佐林 淳
将来、⺠間版の世界銀行をつくり、ほぼ全ての途上国で1億人以上に金融アクセスを提供するという企業理念のもと、会社の成⻑と共に優秀な人材が次々と集まってくるのを肌で感じます。理念実現のために一番必要なリーダーシップとチーム力を兼ね備えた、今注目のスタートアップと言えるでしょう。

独立行政法人 国際協力機構 ⺠間連携事業部 部⻑ 廿枝 幹雄
金融アクセスの改善は途上国の開発における大きなアジェンダです。マイクロファイナンスを通じて誰もが自分の宿命を乗り越えることができる世界をつくるという五常・アンド・カンパニーが掲げるミッションの実現を応援します。徹底した顧客第一主義をこれからも貫いてほしいと思います。

DIMENSION 代表取締役 宮宗 孝光
20年近くベンチャーの経営支援に携わってきましたが、慎さんをはじめとする経営陣やスタッフの皆様の意識・熱量・ 実行力の高さは、群を抜いてます。お客様や関わる方々からも強く感謝されている点も素晴らしいと思い、この度、出資を決めました。五常・アンド・カンパニーのアジアでの更なるサービス伝搬に、期待しています。

アイザワ・インベストメンツ株式会社 執行役員投資部⻑ 楠本 祥一郎
慎社⻑の掲げるビジョンのもと、2030年に⺠間版の世界銀行を目指すという⻑期目標に向かって邁進する五常・アンド ・カンパニーのパワーと顧客第一主義を貫く経営姿勢に世界を変える大きな期待をしています。

SBI Investment株式会社 投資部部⻑ 田中 正人
当社は五常・アンド・カンパニーが社会的意義と収益性を両立している事業を展開している稀有な企業であると判断し、今回出資をさせて頂くこととなりました。五常の顧客基盤は急拡大していますので、今後は顧客の量をサービスの質に転換し、更に発展した金融サービスを提供していくことを期待しています。SBIグループとしてもFinTechのノウハウや資金調達の支援等を行っていきます。

15th Rock Ventures Founder/General Partner 源健司
初めて慎さんにお会いした際に、このご事業をやるモチベーションについて、「誰もが生まれ持っての境遇を乗り越え、よりよい人生を勝ち取る機会がある世界をつくりたい」と仰っていたことをよく覚えています。あれから少し時間が経ち 、素敵な仲間もたくさん増え、夢が現実になりつつあるのではないでしょうか。我々もその世界が現実になるまで、ずっと応援し続けます。

日本ベンチャーキャピタル株式会社 取締役専務執行役員 桑園 寛之
株主として見てきたこの2年間で、五常には錚々たるメンバーがジョインし、大きな成⻑を実現してきました。今回も頼もしい株主がサポーターとして加わることで、壮大なビジョンを実現する大きな推進力になることを期待しています。

ニッセイ・キャピタル株式会社 代表取締役 安達 哲哉
慎社⻑の人間的な魅力・人徳が、今回の素晴らしい投資家の皆さまからの資金調達や優秀な経営メンバー獲得の最大の要 因だと思います。マイクロファイナンス・テクノロジーと慎社⻑を中心とした五常メンバーの情熱で「世界中の誰もが金融にアクセス出来る世界を実現」することを期待しています。

株式会社リンクアンドモチベーション 取締役CFO 大野 俊一
「誰もが自分の宿命を乗り越えることができる世界」というVision、経営理念、慎さんの経営にかける熱意・信念に共感し、出資をさせていただきました。「世界中の人に金融アクセスを届ける」という五常・アンド・カンパニーの目指す世 界の実現に向けて、微力ではありますが、組織・人事面からご支援させていただければ幸いです。

株式会社ジャフコ パートナー 井坂 省三
全ての人が金融にアクセスできる社会を創るという大義を持ちながらも、日々一人ひとりの顧客と向き合うリアルに、金融の本質を感じました。

よくあるご質問

顧客の主な資金使途は何か
約90%は事業用、残り10%は住宅リフォームや教育資金などに用いられます。事業とは、キャッシュ・フローが安定して見込める小売や軽工業等が中心です。

顧客属性イメージ
2019年8月末時点の女性顧客比率は99%を超えています。マイクロファイナンス機関が担う顧客層は幅広く、低〜中間 所得者層の方々が融資の対象です。基本的には、返済原資を生み出す事業を行うことができる人が融資対象であり、個人事業をすでに営んでいる人が大半です。新たに事業を開始する人に対して融資するケースも一部あります。

新規顧客獲得方法
⻑期的な収益の最大化を図るために、潜在顧客から「まずは相談してみる」という評判を得ることを大切にしています。 そのためには、当社社員が顧客と対面でやり取りする際のホスピタリティを高め、口コミで顧客が増加することを重視しています。その他には、村⻑に対して当社の説明を行った上で集会所に人を集めてもらい、融資商品や会社概要について説明する合同融資説明会の開催を通じて新規顧客を獲得します。

返済の頻度
国⺠の金融リテラシーのレベルや地理的な制約に応じて各社では返済の頻度を変えており、隔週もしくは月次で返済されています。適切な返済頻度を設定することで、低い延滞率を維持しながら顧客満足度の向上を達成します。

現状の18-35%前後の貸出金利は正当な水準なのか
まず、現地のマネーレンダー(通常の金融機関の審査を通過することができない人達向けに高利で貸付を行う、事業ライ センスを持たない貸金業者)が課す200%以上の年利からすると相対的に低いといえます。これは、マイクロファイナンスのビジネスモデルである、グループ連帯責任貸付やゲーム理論的な融資契約設計、組織化を通じた効率化により金利を大幅に下げたことに起因します。これでも先進国の貸付金利と比べると高い印象がありますが、途上国におけるMFIの一般的な借入金利が10%強、人件費およびその他管理費を賄うために30%前後の貸出金利が必要であることを勘案すると、マイクロファイナンス機関の持続可能な経営の観点からすると妥当な水準と考えます。また、日本と比べると物価上昇率が高いことも影響しています。ただし、これは資金供給者側の都合であり、顧客のためにはより低い金利が望ましいため、当社は金利を引下げられるよう事業を行っています。

審査の方法
基本的には顧客が行っている事業のキャッシュフローをベースに審査を行います。また、グループローンの場合には同じグループのメンバー同士が審査を行います。その他にも、家族構成や世帯収入等の多岐に渡る情報を融資実行前に収集しています。

主な貸倒れ・延滞の理由は何か
貸倒れは、病気や事故による死亡が一番大きな要因で、多重債務や事業の失敗による貸倒れは限定的です。延滞については、洪水等の自然災害に起因するケースが一番多いです。

なぜアジアから事業を展開しているのか
日本から地理的に近いアジアを最初の展開地域としており、今後はアフリカ・南米への拠点拡大を計画しています。

新規投資先のソーシング方法
共同創業者の慎とSanjay Gandhiは10年以上の業界経験があります。世界中の人的ネットワークやFinancial Advisorからの紹介、持ち込み案件数も増加しており、月に数件の新規案件の検討が進められています。今後は、グローバルに事業を展開するマイクロファイナンス投資ファンドからの紹介案件も増えることが想定されます。

August 29, 2019

マイクロファイナンス・テクノロジー企業の五常、シリーズC調達の第二回クローズを完了

五常・アンド・カンパニー、シリーズCラウンドのセカンドクローズでJICA、丸井グループ、セブン銀行、SOMPOホールディングスのCVCより26億円を追加調達し、本ラウンドの調達総額は38億円に

マイクロファイナンス・テクノロジー企業である五常・アンド・カンパニー株式会社(以下「当社」)は、第三者割当増資により新たに26億円を調達し、シリーズCラウンドの調達総額は38億円、これまでの累計調達額は71億円となりました。当社は、創業5年でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマーでグループ従業員2,300人、顧客数40万人まで成長し、融資総額は200億円を超えました。

本シリーズCラウンドのリード投資家は世界屈指の機関投資家であり既存株主の第一生命保険株式会社が務め、セカンドクローズでは独立行政法人国際協力機構(JICA)、株式会社丸井グループ、株式会社セブン銀行、SOMPOホールディングス株式会社のCVC(運営はシリコンバレーのベンチャーキャピタルのTransLink Capital)が新たに株主に加わりました。ファーストクローズ同様、今回の調達によって、アジア地域における拠点拡大とテクノロジー投資を進めてまいります。

五常・アンド・カンパニーについて
民間セクターの世界銀行として世界中に金融アクセスを届けることをミッションとし
て、2014年7月に設立されました。2030年までに50カ国で1億人に廉価かつ高品質な金融サ
ービスの提供を目指しています。創業5年でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマーでのグループ従業員は2,300人、顧客数は40万人を突破しました。融資総額は200億円を超え、2017年度より連結黒字化しています。

五常・アンド・カンパニー株式会社
ビジョン: 誰もが自分の宿命を乗り越えることができる世界
ミッション: 民間セクターの世界銀行として世界中の人に金融アクセスを届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表取締役: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
連結総資産: 約240億円
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: http://gojo.co/

*KPIと財務数値はインドの子会社化予定グループ会社を含む

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