November 1, 2019

五常・アンド・カンパニー、元スマートニュース 執行役員の堅田航平氏がCFOに就任

五常・アンド・カンパニー、元スマートニュース 執行役員の堅田航平氏がCFOに就任

マイクロファイナンス・テクノロジー企業である五常・アンド・カンパニー株式会社(以下「当社」)は、堅田航平氏がCFO(Chief Financial Officer)に就任したことをお知らせいたします。

 創業5年で当社の事業展開先はカンボジア・スリランカ・ミャンマー・インドの4カ国6社に拡がり、グループ従業員は2,500人、顧客数は45万人を超えました。この度、資本調達・M&Aを含む財務戦略や経営管理に関する豊富な経験を有する堅田氏を経営メンバーに迎えることで、複雑化した組織を束ねつつ、「50カ国1億人に金融アクセスを提供する」という長期目標の達成に向けさらに事業成長を加速してまいります。

経歴: 堅田 航平 (かただ こうへい)
学生時代にバングラデシュのNGOにおける長期インターンを通じてマイクロファイナンスと出会う。大学卒業後はモルガン・スタンレー証券会社(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)投資銀行部門にてM&Aアドバイザリー業務に従事。ヘッジファンドを経て、2008年にライフネット生命保険株式会社に入社。企画・財務・事業開発・上場準備等を担当し、2013年 執行役員CFOに就任。2014年、スマートニュース株式会社に入社しコーポレート部門の責任者として財務・経営管理・採用・人事を担い、累計86億円超の資本調達を主導。2018年より、国内外の複数のスタートアップにおいて財務・経営管理に関与。2019年、五常・アンド・カンパニーのCFOに就任。

<堅田 航平氏 コメント>
投資銀行におけるM&Aアドバイザリー、ヘッジファンドでのアジア各国を対象とした投資、ライフネット生命におけるコンシューマ向け金融サービスの立ち上げと免許事業ゆえ高い水準を求められるリスク管理や内部統制、そしてスマートニュースにおけるグローバルな組織づくりや資金調達。五常・アンド・カンパニーのマイクロファイナンス事業とその成長を支えるために必要なファイナンスやガバナンスの取り組みは、これまでの「首尾一貫して一貫性がない」ように見えた経験が、絶妙な形で交わる交差点にあると感じ、こちらからアプローチして仲間に加えてもらいました。「民間版の世界銀行として世界中の人に金融アクセスを届ける」という大きなミッション達成に向けた第二フェーズに向け、最高のチームを作りたいと考えているので、我こそはという方は是非ご連絡ください。
採用ページ: http://gojo.co/ja/career/

<五常・アンド・カンパニー 代表取締役 慎 泰俊 コメント>
「五常にCFOとして一番来て欲しい人は誰だろう」と考えていたときに、一番最初に思い浮かんだのが堅田でした。マイクロファイナンス、伝統的な金融、金融ベンチャー、テクノロジーの領域に対する深い知識と、当社事業に対する想いを共有できる人は、世界を探してもそんなにいません。得難い仲間に参加してもらい、心から感謝しています。

改めて思うのですが、プロダクトのコピーが容易な金融においては、メンバーの能力、組織構造・制度とシステム(組織文化や原理原則を含め)が競争優位の最も重要な源泉です。創業から5年が経ち、これから民間セクターの世界銀行づくりの第二フェーズに入ります。これからも最高の仲間を集め、事業を成長させていきます。

五常・アンド・カンパニーについて

⺠間版の世界銀行として世界中に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。2030年までに50カ国で1億人に廉価かつ高品質な金融サービスの提供を目指しています。創業5年でインド・カンボジア・ス リランカ・ミャンマーでのグループ従業員は2,500人、顧客数は45万人を突破しました。融資総額は200億円を超え、2017年度より連結黒字化しています。※

五常・アンド・カンパニー株式会社
ビジョン: 誰もが自分の宿命を乗り越えることができる世界
ミッション: 民間版の世界銀行として世界中の人に金融アクセスを届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表取締役: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
連結総資産: 約270億円
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: http://gojo.co/

※ KPIと財務数値はインドの子会社化予定グループ会社を含む

October 17, 2019

⺠間版の世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニー、42.2億円のシリーズC資金調達を完了

⺠間版の世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニー、42.2億円のシリーズC資金調達を完了

業界のビジネスモデルを刷新するテクノロジーへの投資とアジアでの事業展開を加速

五常・アンド・カンパニー株式会社(代表取締役:慎秦俊、本社:東京都渋谷区)は9月末にシリーズCの ファイナルクローズを完了し、本ラウンドでの調達総額は42.2億円に、累計の資本調達額は76億円となりました。

■シリーズCについて
本シリーズのリード投資家は既存株主である第一生命保険株式会社が務め、9月末に実施したファイナルクローズではDIMENSION、アイザワ・インベストメンツ株式会社、SBIインベストメント株式会社、15th Rock Venturesが新たに株主に加わりました。SeriesCで調達した42.2億円によりマイクロファイナンスの既存オペレーションをより良くするためのテクノロジー投資とアジア地域における拠点拡大を進めます。

■事業について
創業の経緯
五常・アンド・カンパニーは、世界中の新興国で低価格かつ高品質な金融サービスの提供を目指して事業を行っています。1970年代より勃興した業界は2006年にグラミン銀行のムハマド・ユヌス氏がノーベル平和賞を受賞したことを契機に大きな注目が集まるようになりました。特に、グループレンディングを主軸にするマイクロクレジット事業は世界中で大きな成功を収めました。資本市場からの注目度も高く、この10年強の間に複数のマイクロファイナンス機関がロンドンやインドの証券市場に株式上場を果たしました。当社は業界の成功の裏で未だに解決すべき課題が取り残されている点に着目し、2014年7月に創業されました。

これまでの実績
2014年7月の創業来、30日以上延滞率は1%未満と貸付債権の質を維持しながら、年率200%以上のペースで事業を成⻑させてきました。2019年4月から6月の四半期連結売上は10億円、同年9月末時点の顧客数は45万人、グループ全体の従業員数は2,500名を超えました。※

今後の拠点拡大計画
マイクロファイナンス機関を新規設立もしくは資本参加によってグループ企業を拡大しており、今後数年はインドネシアやフィリピンをはじめとするアジア市場での事業展開を計画しています。アジア市場の次は東欧やアフリカ、ラテンアメリカへの進出も視野に入れています。

資金調達
事業の成⻑資金について、資本は主に日本の個人及び機関投資家から調達しています。また、日本国内の金融機関からの借入れの実績があります。グループ会社では地場金融機関や社会的インパクトファンドなど、合計50以上のレンダーから150億円以上を借入れており、今後は借入コストを引き下げるためにも、より積極的に日本国内の金融機関との取引を増やす方針です。※

グローバル展開を加速させるチームを強化中
グローバルチームの組成も順調に進んでいます。直近1年でグループ会社の経営支援、投資、新規事業開発の各領域のメ ンバーは拡充し、2020年1月までに5名の新規加入も確定しています

新興国の複数カ国でビックデータを保有する唯一無二の地位確立を目指す
現時点で45万人の顧客の返済履歴、ベースラインデータ、家計情報を収集しています。今後は、より精度の高いクレジットスコアリングモデルの開発をはじめ、新興国の低・中間所得者層の顧客データベースを保有する強みを生かした事業を展開していきます。

SDGs (持続可能な開発目標) への取組
マイクロファイナンスの業界にはSocial Performance Management(SPM)の国際認証があります。五常のグループ会社では全社が認証取得に向けて取組んでおり、カンボジアのグループ会社では既に認証を取得しています。SDGsの実現に向けて自社事業もしくは国際NGOとの業務提携によって各分野に積極的に取組んでいます

共にゲームチェンジを志す仲間を募集
⺠間版の世界銀行として世界中に金融アクセスを届けることで、誰もが自分の宿命を乗り越えることができる世界をつくるビジョンを実現させるべく、継続的に仲間を募っています。少しでもご関心のある方はinfo@gojo.coまでご連絡ください。

五常・アンド・カンパニーについて
⺠間版の世界銀行として世界中に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。2030年までに50カ国で1億人に廉価かつ高品質な金融サービスの提供を目指しています。創業5年でインド・カンボジア・ス リランカ・ミャンマーでのグループ従業員は2,500人、顧客数は45万人を突破しました。融資総額は200億円を超え、2017年度より連結黒字化しています。※

会社名:五常・アンド・カンパニー株式会社
ビジョン: 誰もが自分の宿命を乗り越えることができる世界
ミッション: ⺠間版の世界銀行として世界中の人に金融アクセスを届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表取締役: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
連結総資産: 約270億円
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: http://gojo.co/

※文中のKPI及び財務数値はインドの子会社化予定グループ会社を含み、監査前数値

シリーズCに参画した投資家及び既存投資家のコメント

第一生命保険株式会社 執行役員投資本部⻑ 重本 和之
当社は、運用収益獲得と社会的インパクト創出の両立を目指す「インパクト投資」として五常・アンド・カンパニーに出資しました。マイクロファイナンス事業を通じ発展途上国において金融アクセスを提供していくことで、現地の人々の経済的自立や生活水準向上に貢献していくことを期待しています。

東京理科大学イノベーション・キャピタル株式会社 代表取締役 マネージング・パートナー 片寄裕市、高田久徳
五常 ・アンド ・カンパニー社が取り組む社会イノベーションの実現のため、資金面、事業展開の支援を実施します。テクノロジーを駆使した金融アクセスの改善、生活水準の向上により、持続的に社会価値と経済価値を生み出すことを期待しています。

株式会社丸井グループ 取締役 常務執行役員 加藤 浩嗣
「すべての人に金融アクセスを」というミッションに私たちは大変共感しています。また、決して簡単ではないそのミッション実現に向けて情熱をもって、着実に進めている様子はとても素晴らしく、今回投資させていただく機会をいただい たことに感謝しています。

株式会社セブン銀行 代表取締役社⻑ 舟竹 泰昭
「世界中の人に金融アクセスを届ける」というミッションに共感し、出資させて頂きました。持続可能な開発目標(SDG s)への取組みが世界的な潮流となる中、金融アクセスの改善も大きな課題として掲げられています。今後アジアへさらなる進出を目指す五常のビジネスモデルは、当社の海外事業戦略とも親和性が高いと考えています。「誰一人取り残さない」世界の実現に向け、取り組んで行きたいと思います。

TransLink Capital Partners (SOMPO) I, L.P. SOMPOホールディングスCVC/TransLink Capital, Partner 土佐林 淳
将来、⺠間版の世界銀行をつくり、ほぼ全ての途上国で1億人以上に金融アクセスを提供するという企業理念のもと、会社の成⻑と共に優秀な人材が次々と集まってくるのを肌で感じます。理念実現のために一番必要なリーダーシップとチーム力を兼ね備えた、今注目のスタートアップと言えるでしょう。

独立行政法人 国際協力機構 ⺠間連携事業部 部⻑ 廿枝 幹雄
金融アクセスの改善は途上国の開発における大きなアジェンダです。マイクロファイナンスを通じて誰もが自分の宿命を乗り越えることができる世界をつくるという五常・アンド・カンパニーが掲げるミッションの実現を応援します。徹底した顧客第一主義をこれからも貫いてほしいと思います。

DIMENSION 代表取締役 宮宗 孝光
20年近くベンチャーの経営支援に携わってきましたが、慎さんをはじめとする経営陣やスタッフの皆様の意識・熱量・ 実行力の高さは、群を抜いてます。お客様や関わる方々からも強く感謝されている点も素晴らしいと思い、この度、出資を決めました。五常・アンド・カンパニーのアジアでの更なるサービス伝搬に、期待しています。

アイザワ・インベストメンツ株式会社 執行役員投資部⻑ 楠本 祥一郎
慎社⻑の掲げるビジョンのもと、2030年に⺠間版の世界銀行を目指すという⻑期目標に向かって邁進する五常・アンド ・カンパニーのパワーと顧客第一主義を貫く経営姿勢に世界を変える大きな期待をしています。

SBI Investment株式会社 投資部部⻑ 田中 正人
当社は五常・アンド・カンパニーが社会的意義と収益性を両立している事業を展開している稀有な企業であると判断し、今回出資をさせて頂くこととなりました。五常の顧客基盤は急拡大していますので、今後は顧客の量をサービスの質に転換し、更に発展した金融サービスを提供していくことを期待しています。SBIグループとしてもFinTechのノウハウや資金調達の支援等を行っていきます。

15th Rock Ventures Founder/General Partner 源健司
初めて慎さんにお会いした際に、このご事業をやるモチベーションについて、「誰もが生まれ持っての境遇を乗り越え、よりよい人生を勝ち取る機会がある世界をつくりたい」と仰っていたことをよく覚えています。あれから少し時間が経ち 、素敵な仲間もたくさん増え、夢が現実になりつつあるのではないでしょうか。我々もその世界が現実になるまで、ずっと応援し続けます。

日本ベンチャーキャピタル株式会社 取締役専務執行役員 桑園 寛之
株主として見てきたこの2年間で、五常には錚々たるメンバーがジョインし、大きな成⻑を実現してきました。今回も頼もしい株主がサポーターとして加わることで、壮大なビジョンを実現する大きな推進力になることを期待しています。

ニッセイ・キャピタル株式会社 代表取締役 安達 哲哉
慎社⻑の人間的な魅力・人徳が、今回の素晴らしい投資家の皆さまからの資金調達や優秀な経営メンバー獲得の最大の要 因だと思います。マイクロファイナンス・テクノロジーと慎社⻑を中心とした五常メンバーの情熱で「世界中の誰もが金融にアクセス出来る世界を実現」することを期待しています。

株式会社リンクアンドモチベーション 取締役CFO 大野 俊一
「誰もが自分の宿命を乗り越えることができる世界」というVision、経営理念、慎さんの経営にかける熱意・信念に共感し、出資をさせていただきました。「世界中の人に金融アクセスを届ける」という五常・アンド・カンパニーの目指す世 界の実現に向けて、微力ではありますが、組織・人事面からご支援させていただければ幸いです。

株式会社ジャフコ パートナー 井坂 省三
全ての人が金融にアクセスできる社会を創るという大義を持ちながらも、日々一人ひとりの顧客と向き合うリアルに、金融の本質を感じました。

よくあるご質問

顧客の主な資金使途は何か
約90%は事業用、残り10%は住宅リフォームや教育資金などに用いられます。事業とは、キャッシュ・フローが安定して見込める小売や軽工業等が中心です。

顧客属性イメージ
2019年8月末時点の女性顧客比率は99%を超えています。マイクロファイナンス機関が担う顧客層は幅広く、低〜中間 所得者層の方々が融資の対象です。基本的には、返済原資を生み出す事業を行うことができる人が融資対象であり、個人事業をすでに営んでいる人が大半です。新たに事業を開始する人に対して融資するケースも一部あります。

新規顧客獲得方法
⻑期的な収益の最大化を図るために、潜在顧客から「まずは相談してみる」という評判を得ることを大切にしています。 そのためには、当社社員が顧客と対面でやり取りする際のホスピタリティを高め、口コミで顧客が増加することを重視しています。その他には、村⻑に対して当社の説明を行った上で集会所に人を集めてもらい、融資商品や会社概要について説明する合同融資説明会の開催を通じて新規顧客を獲得します。

返済の頻度
国⺠の金融リテラシーのレベルや地理的な制約に応じて各社では返済の頻度を変えており、隔週もしくは月次で返済されています。適切な返済頻度を設定することで、低い延滞率を維持しながら顧客満足度の向上を達成します。

現状の18-35%前後の貸出金利は正当な水準なのか
まず、現地のマネーレンダー(通常の金融機関の審査を通過することができない人達向けに高利で貸付を行う、事業ライ センスを持たない貸金業者)が課す200%以上の年利からすると相対的に低いといえます。これは、マイクロファイナンスのビジネスモデルである、グループ連帯責任貸付やゲーム理論的な融資契約設計、組織化を通じた効率化により金利を大幅に下げたことに起因します。これでも先進国の貸付金利と比べると高い印象がありますが、途上国におけるMFIの一般的な借入金利が10%強、人件費およびその他管理費を賄うために30%前後の貸出金利が必要であることを勘案すると、マイクロファイナンス機関の持続可能な経営の観点からすると妥当な水準と考えます。また、日本と比べると物価上昇率が高いことも影響しています。ただし、これは資金供給者側の都合であり、顧客のためにはより低い金利が望ましいため、当社は金利を引下げられるよう事業を行っています。

審査の方法
基本的には顧客が行っている事業のキャッシュフローをベースに審査を行います。また、グループローンの場合には同じグループのメンバー同士が審査を行います。その他にも、家族構成や世帯収入等の多岐に渡る情報を融資実行前に収集しています。

主な貸倒れ・延滞の理由は何か
貸倒れは、病気や事故による死亡が一番大きな要因で、多重債務や事業の失敗による貸倒れは限定的です。延滞については、洪水等の自然災害に起因するケースが一番多いです。

なぜアジアから事業を展開しているのか
日本から地理的に近いアジアを最初の展開地域としており、今後はアフリカ・南米への拠点拡大を計画しています。

新規投資先のソーシング方法
共同創業者の慎とSanjay Gandhiは10年以上の業界経験があります。世界中の人的ネットワークやFinancial Advisorからの紹介、持ち込み案件数も増加しており、月に数件の新規案件の検討が進められています。今後は、グローバルに事業を展開するマイクロファイナンス投資ファンドからの紹介案件も増えることが想定されます。

August 29, 2019

マイクロファイナンス・テクノロジー企業の五常、シリーズC調達の第二回クローズを完了

五常・アンド・カンパニー、シリーズCラウンドのセカンドクローズでJICA、丸井グループ、セブン銀行、SOMPOホールディングスのCVCより26億円を追加調達し、本ラウンドの調達総額は38億円に

マイクロファイナンス・テクノロジー企業である五常・アンド・カンパニー株式会社(以下「当社」)は、第三者割当増資により新たに26億円を調達し、シリーズCラウンドの調達総額は38億円、これまでの累計調達額は71億円となりました。当社は、創業5年でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマーでグループ従業員2,300人、顧客数40万人まで成長し、融資総額は200億円を超えました。

本シリーズCラウンドのリード投資家は世界屈指の機関投資家であり既存株主の第一生命保険株式会社が務め、セカンドクローズでは独立行政法人国際協力機構(JICA)、株式会社丸井グループ、株式会社セブン銀行、SOMPOホールディングス株式会社のCVC(運営はシリコンバレーのベンチャーキャピタルのTransLink Capital)が新たに株主に加わりました。ファーストクローズ同様、今回の調達によって、アジア地域における拠点拡大とテクノロジー投資を進めてまいります。

五常・アンド・カンパニーについて
民間セクターの世界銀行として世界中に金融アクセスを届けることをミッションとし
て、2014年7月に設立されました。2030年までに50カ国で1億人に廉価かつ高品質な金融サ
ービスの提供を目指しています。創業5年でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマーでのグループ従業員は2,300人、顧客数は40万人を突破しました。融資総額は200億円を超え、2017年度より連結黒字化しています。

五常・アンド・カンパニー株式会社
ビジョン: 誰もが自分の宿命を乗り越えることができる世界
ミッション: 民間セクターの世界銀行として世界中の人に金融アクセスを届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表取締役: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
連結総資産: 約240億円
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: http://gojo.co/

*KPIと財務数値はインドの子会社化予定グループ会社を含む

February 11, 2019

マイクロファイナンス・テクノロジー企業の五常、シリーズC調達の第一回クローズを完了

マイクロファイナンス・テクノロジー企業の五常、シリーズC調達の第一回クローズを完了
事業拠点国の拡大とテクノロジーへの投資を加速
2019年2月11日
 
マイクロファイナンス・テクノロジー企業である五常・アンド・カンパニー(”五常”、”当社”)は、第一生命保険株式会社をリード投資家として、東京理科大学インベストメント・マネジメント株式会社や個人を投資家としてシリーズC調達の第一回クローズを完了させました。本ラウンドで合計40〜55億円の調達を目指します。
 
調達資金はアジアでの拠点国拡大とテクノロジー投資に費やします。当社グループはインドにおいて指紋認証による融資返済を確立している唯一のマイクロファイナンス機関ですが、このサービスをより洗練させ他の拠点国に移植していきます。また、現時点においてスリランカで採用している信用リスクモデルを各国に実装していくとともに、顧客の音声や位置情報を用いた機械学習モデルも開発します。また、マイクロクレジットを通じた顧客の生活向上を確実なものにするため、顧客の多くが取り組んでいるビジネスについて事業支援を行うアプリの開発も行います。
 
組織的には、このタイミングで世界的なマイクロファイナンス研究者・実務家であるスチュアート・ラザフォード氏が取締役に加入しました。同氏の「最底辺のポートフォリオ」はマーク・ザッカーバーグの「今年の本」にも選ばれています。
 
当社は今後もプライベートで積極的に資金調達を継続していく予定です。次回シリーズD調達以降にユニコーン化する可能性も高く、2020年までにアジア6〜10カ国で300万人以上に廉価で高品質な金融サービスを提供していく予定です。この成長を支えるために、世界中で採用活動を加速させていきます。

五常・アンド・カンパニーについて
当社は民間セクターの世界銀行として世界中に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。2030年までに50カ国で1億人に廉価かつ高品質な金融サービスを提供することを目指しています。創業4年半でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマーでのグループ従業員は1,600人、顧客数は30万人を突破しました。融資総額は150億円を超え、2017年度に連結黒字化しています。

五常・アンド・カンパニー株式会社
ビジョン: 誰もが自分の宿命を乗り越えることができる世界
ミッション: 民間セクターの世界銀行として世界中の人に金融アクセスを届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表取締役: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
連結純資産: 約50億円
問合わせ先: info@gojo.co

August 1, 2018

Satya MicroCapitalの株式を取得しました

当社は、インドのニューデリーを拠点とするSatya MicroCapital Ltd.(以下「Satya MicroCapital」)の発行済株式の約25%を取得しました。

“Satya”は古代インド語で「真実」を意味します。この「真実」は、自分の考えや言論、行動の一貫性を具現化する倫理的概念です。Satya MicroCapitalは、顧客との関係において「信用」と「真実」の関係を発展させるべく活動しています。当社とも強く共鳴するこの考え方は、チームの強さと相まって、指数関数的な成長を成し遂げる力となりました。

Satya MicroCapitalは、2025年までに500万世帯の生活をより良くするビジョンを持ち、インドのマイクロファイナンス業界で最も有望なマイクロファイナンス機関の1つとみなされています。18ヶ月という短期間でインドの11の州に55の支店を開設し、ビジネス拡大のためにローンを必要とする10万人以上の女性顧客にサービスを提供してきました。これらの女性マイクロ起業家には、無担保ローンが提供されています。また同社は、ソーシャルとテクノロジーの融合に確信を持っており、創業以来、マイクロファイナンス業務にテクノロジーを活用しています。

August 1, 2018

Ananya Financeへの2回目の投資を行いました

当社は、Ananya Finance for Inclusive Growth Private Limited(以下「Ananya」)と株式の過半数取得にかかる契約を締結しました。2018年6月21日にインド準備銀行(RBI)による承認を得て、1ヶ月の公示期間の後、2018年7月26日に投資が行われました。

グジャラート州アーメダバードを拠点とするAnanyaは、多数の小さな農家を支援する小規模マイクロファイナンス機関および農協に融資を行う、インドの法人向けノンバンク(Non Banking Financial Comoany:NBFC)です。Ananyaは、インドで最も評判の高いNBFCの一つであり、ソーシャルなインパクトに意欲的な企業に貢献することにコミットしています。Ananyaは、マイクロファイナンス機関や農業生産者企業に対して、融資とテクノロジー支援を組み合わせることを専門としています。

インドにおけるマイクロファイナンスの潜在顧客数は、他のアジア諸国のすべての合計を上回りますが、この投資はインドのマイクロファイナンスに進出するための大きなステップとなります。

June 29, 2018

総額約19億円のシリーズBラウンド資金調達完了のお知らせ

JAFCO株式会社(以下「JAFCO」)が五常・アンド・カンパニー株式会社(以下「五常」)の第三者割当増資に応じ、新たに株主として加わります。本件をもってシリーズBラウンドの資金調達は完了し、本ラウンドの総額は約19億円となりました。資金は主に、既存子会社及び新規事業開発を含む、マイクロファイナンス機関へ投資する予定です。

東京証券取引所に上場しているJAFCOは、ジャフコは、ベンチャー投資およびバイアウト投資に特化したファンドで、「新事業の創造にコミットし、ともに未来を切り開く」をミッションとしており、世の中に必要とされる新しい技術・サービスを発掘し、それを起業家とともに事業化し、よりよい社会を実現することを使命としています。

投資企業の選別においては、スタートアップが世の中にどのようなポジティブインパクトを与えるかを常に考慮しています。例えば、エネルギー利用の見える化システム、宇宙のゴミを除去する人工衛星、モノや情報のシェアリングサービス、AIやビッグデータを活用した医療支援、コミュニケーションを促進するプラットフォーム、生活に彩りを添えるゲームなどのエンターテイメントなどです。

また、来年にはシリーズCラウンドの資金調達を予定しています。

【五常・アンド・カンパニーについて】
五常・アンド・カンパニーは2014年7月の創業以降順調に事業は成長し、現在ではアジア4カ国でマイクロクレジットを中心とした金融サービスを提供しています。

2030年までに民間版の世界銀行となり、1億人以上の顧客に金融サービスを提供し、金融アクセスを人類にとって当たり前のものにすることをミッションに掲げています。

【会社概要】
会社名 五常・アンド・カンパニー株式会社(英文社名)Gojo and Company, Inc.
本社所在地 東京都渋谷区恵比寿南二丁目19番7-501号
代表者 愼 泰俊

<本リリースの問い合わせ先>
info@gojo.co

May 23, 2018

CEOの慎泰俊がヤング・グローバル・リーダー2018に選出されました

当社のCEOである慎泰俊が、ヤング・グローバル・リーダー(YGL)2018に選出されました。世界経済フォーラム(WEF)は、世界中から40歳未満の100人をヤング・グローバル・リーダーとして選び、今後5年間、彼らが互いに学び合い、インスピレーションを交換する機会を提供しています。

世界で最も有望な芸術家、ビジネスリーダー、公務員、技術者、社会起業家のうち100人が、世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーのコミュニティに招待されました。コミュニティの中で、彼らは自らの専門知識の範囲を超え、よりインパクトのあるリーダーになるべく挑戦する5年間のプログラムに参加します。ノミネートされた理由は、画期的な仕事、問題への創造的アプローチ、そして文化を超えて、またビジネス、政府、市民社会の間に、架け橋をつくる力があると見込まれたためです。

Young Global Leaders | World Economic Forum
https://www.weforum.org/communities/young-global-leaders

May 10, 2018

COO、プリンシパル、カントリーヘッドが加入しました

COO、プリンシパル、カントリーヘッドとして、それぞれ宇田武文氏、讃井邦明氏、伊藤駿氏が参画したことをお知らせします。

COOとして5月下旬より参画する宇田氏は、前職ではスシローの経営陣として、7年に亘り同社の成長を牽引してきました。スシローにおける同氏の管掌領域は3万5千人の従業員を支える人事にはじまり、マーケティング、経営企画、IT、品質管理と多岐にわたりました。マイクロファイナンスも現場社員の能力と動機づけが最も重要な役割を果たす「ピープルビジネス」であり、宇田氏の参画により当社が飛躍的に成長することが期待されます。

讃井邦明氏は4月より当社にプリンシパルとして参画しております。みずほ銀行、ジェイ・ウィル・パートナーズ、ボストン・コンサルティング・グループ、アント・キャピタルでの15年以上に亘る金融・コンサル・PE分野の経験を活かし、当社における資金調達、投資、経営支援の様々な領域で活躍することが期待されます。現在は国内の資金調達に重点を置いて活動しています。

ミャンマーのカントリーヘッドに就任する伊藤駿氏はローランド・ベルガーの東京およびシンガポールオフィスで5年働いた後に当社に6月中旬より参画します。ミャンマーに住む人々の生活向上にかける思いが転職を決定づけました。経営コンサルティングの知見があるのみならず、日本語、英語、ミャンマー語を使いこなす得難い人材です。

能力と情熱ある人材は最も強力な競争優位の源泉となります。今後も世界中に金融アクセスを届けるために全力を尽くして参りますので、変わらないご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。

宇田 武文 | COO(最高執行責任者)

大学卒業後、電通国際情報サービスにて製造業の製品開発コンサルティングに携わった後、経営コンサルティングファームのA. T. カーニーにて主にオペレーション改善に関するプロジェクトに従事。その後、回転寿司のあきんどスシローに執行役員(後、常務執行役員)として参画。経営チームの主要メンバーとして同社の経営全般に携わるとともに、本部各部(経営企画、マーケティング、人材採用・育成、品質管理、IT等)を統括し、各領域で課題解決と継続的な成長のための業務/組織基盤を構築。同社の回転寿司業界トップ達成に貢献。ピープルビジネスにおける業務基盤構築と組織・人材開発を強みとする。大阪大学人間科学部卒業。立教大学経営学部BLP(ビジネスリーダーシッププログラム)兼任講師。

讃井 邦明 | プリンシパル

主に日本における資金調達および事業開発に従事。約13年の金融業における経験を有する。2003年みずほ銀行入行、法人営業・企業オーナー向け資産運用業務に従事。2006年ジェイ・ウィル・パートナーズ入社、中堅中小企業向けの企業再生投資に従事し、運輸業、製造業、小売業の案件に関与。2013年ボストン・コンサルティング・グループ入社、メーカー・運輸業・メディア企業等の成長戦略策定・新規サービス立案・製造プロセス改善等のプロジェクトに関与。2016年8月アント・キャピタル・パートナーズ入社、事業承継に関係するプライベート・エクイティ投資に従事。2018年4月、五常・アンド・カンパニー入社。一橋大学経済学部卒。

伊藤 駿|カントリーヘッド(ミャンマー)

ローランド・ベルガーのコンサルタントとして約5年間に亘り戦略コンサルティングに携わったのち、2018年に五常に参画。ミャンマーのカントリーヘッドとして現地事業の経営管理に従事する。ロンドン大学東洋アフリカ学院にて東南アジア地域研究を専攻。東南アジアでスタディツアーを運営するNPO Learning Across Bordersのコアメンバー。国内ではNPO法人ETIC.の地域イノベータープログラムに参画したのち、個人コンサルタントとして秋田県の中小企業向けに経営支援を実施。使用言語は日本語、英語、ビルマ語(読み書きレベル)。趣味はテニス。ミャンマーの仏教寺院にて出家・座禅経験あり。

February 28, 2018

東京スター銀行と4百万米ドルのコミットメントライン契約を締結

五常・アンド・カンパニー株式会社(以下「五常」)は、株式会社東京スター銀行(以下「東京スター銀行」)と4百万米ドルのコミットメントライン契約の締結を完了したことをお知らせします。この資金は、ドル化経済であるカンボジア事業に利用されます。

東京スター銀行は、総資産が2兆円を超える東京を拠点とする銀行で、台湾の銀行であるCTBC Bank Co. Ltd.の100%子会社です。顧客が金融にかかる心配から解放される「Financial Freedom(ファイナンシャル・フリーダム)」を使命として掲げており、当社の使命である「Financial Access For All」に賛同する形で、顧客の金融の未来を創造する新しい関係を開始しました。

当社の子会社では多くの銀行やマイクロファイナンス投資ファンドからの融資を受けておりますが、日本法人である五常にとっては初の銀行借入となります。比較的低利での資金調達を活用することにより、金融アクセスを持たない顧客層へのローンを拡大していきたいと考えています。

【五常・アンド・カンパニーについて】
五常・アンド・カンパニーは2014年7月の創業以降順調に事業は成長し、現在ではアジア4カ国でマイクロクレジットを中心とした金融サービスを提供しています。

2030年までに民間版の世界銀行となり、1億人以上の顧客に金融サービスを提供し、金融アクセスを人類にとって当たり前のものにすることをミッションに掲げています。

【会社概要】
会社名 五常・アンド・カンパニー株式会社(英文社名)Gojo and Company, Inc.
本社所在地 東京都渋谷区恵比寿南二丁目19番7-501号
代表者 愼 泰俊

<本リリースの問い合わせ先>
info@gojo.co

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